イクメン実態調査 |
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調査結果の概要
インターネット調査会社の株式会社マクロミルは、株式会社コドモノガタリと共同で、育児に携わる父親を対象に「イクメン実態調査」を実施しました。そして「育児参加意識」「育児協力実態」「家事協力実態」の意識と実態からなる3つの指標でイクメンを6タイプ(家庭献身型、子煩悩型、ストイック型、仕事優先型、ともだち型、ファッション型)に分類しました。日ごろから行っている育児協力について尋ねたところ、1位は「週末に子どもと遊ぶ」が68.0%、2位は「子どもをお風呂に入れる」58.0%でした。中でも家庭献身型は「洗濯や掃除をする」「オムツをかえる」「子どもの食事を作る」等の項目が他のタイプと比べて高く、育児全般に積極的に関与していると言えます。子どもの出産を機に新たに購入したものやサービスについて尋ねたところ、1位「ビデオカメラ」(46.0%)、2位「子どもの学資保険など」(41.1%)、3位「デジタルカメラ(コンパクト)」(32.4%)でした。タイプ別で見ると、家庭献身型は「自宅」「自動車」「たんすなどの家具」といった大きな買い物が上位に挙がり、子どもの誕生をきっかけに住環境から見直す傾向が見られました。子煩悩型はデジタルカメラ、ゲーム機、テレビ等が多く挙がりました。子育ての意識について尋ねたところ、「自然に触れる機会を持たせることは重要だと思う」との問いに「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答えた人は全体で83.8%でした。中でも子煩悩型、ともだち型はそれぞれ90%で、自然に触れる機会を重視する傾向にありました。「イクメン」という言葉に対する認知度は全体で94.8%でした。また、自分が「イクメン」と呼ばれることについてどう思うか尋ねたところ、「嬉しい」は24.6%で、「どちらかといえば嬉しい」を合わせると66.9%となりました。育児をする多くの男性にとって「イクメン」という言葉は概ねポジティブなイメージを持たれているようです。ただ、ストイック型、仕事優先型といった育児意識の低い層は、「イクメン」と呼ばれて嬉しく思う人は他のタイプより少ないようです。イクメンのイメージについて、それぞれどちらに近いかを尋ねました。全体的には「妻に思いやりを持っていそう」「頼りがいがありそう」が8割を超え、その他の「仕事ができそう」「おしゃれ」といったイメージも7割を超えました。ただし、仕事優先型は「仕事ができなさそう」「ダサい」「流行に流されている」といったシビアな視点も持ち合わせているようです。
調査結果
- あなたが日ごろからしている育児協力について、あなたの配偶者が育児に携わる分量と比較した場合、それぞれどの程度協力しているか、お答えください。(5項目抜粋)(単位:%)
- お子様がお生まれになってから現在までの間に、子どもをきっかけとして新たに購入した、または買い換えや買い増しなどをしたものをすべてお選びください(いくつでも、8項目抜粋)(単位:%)
ビデオカメラ 子どもの学資保険など デジタルカメラ
(コンパクト)自動車(買い替え) 自宅 たんすなどの家具 テレビ PS3・Wiiなど家庭用ゲーム機 全体
n=30946.0 41.1 32.4 27.5 21.0 19.4 9.1 8.4 家庭
献身型
n=6851.5 42.6 35.3 36.8 30.9 29.4 10.3 10.3 子煩悩型
n=3046.7 43.3 50.0 23.3 20.0 20.0 16.7 20.0 ストイック型
n=3333.3 42.4 36.4 27.3 18.2 12.1 6.1 12.1 仕事
優先型
n=10246.1 42.2 28.4 23.5 18.6 12.7 9.8 4.9 ともだち型
n=3033.3 26.7 30.0 20.0 13.3 13.3 3.3 3.3 ファッション型
n=4654.3 43.5 23.9 30.4 19.6 28.3 6.5 6.5