東日本大震災後の意識・行動の変化に関する調査(2) 「東日本大震災直後」と「震災後1年」での変化 |
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調査結果の概要
「東日本大震災直後」と「震災後1年」での変化
インターネットを活用して新しい生命保険サービスを提供するライフネット生命保険(株)は、20~59歳の男女を対象に、東日本大震災後の意識・行動変化に関する調査を行いました。《震災直後》(震災発生からゴールデンウィーク位迄の2ヶ月間)と、《今年》(2012年1月・2月の2ヶ月間)の心情や行動を比較しました。“消費行動”について、「旅行や外食、イベントを自主的に控えた」について、『あてはまる(計)(「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計 以下同様)』は、《震災直後》35.4%から《今年》17.7%へと半減しています。3人に1人は楽しみを自粛していた震災直後と比較して、自粛ムードが落ち着いた様子が見て取れますが、2割近くの方は、引続き自主的に楽しみを控えている状況も窺えます。意識や心情の度合いの変化では、「家族をより大切に感じた」で『あてはまる(計)』が《震災直後》から《今年》で8.0ポイントの減少、「仕事や職場の仲間をより大切に感じた」も、『あてはまる(計)』で6.8ポイントの減少となりました。震災直後と比べ、今年は家族的絆も社会的絆も脆弱化の傾向にあります。一方、「人生におけるビジョンや使命感をよりハッキリと感じた」については、『あてはまる(計)』は《震災直後》14.3%から《今年》17.8%へと上昇しました。ボランティア活動や寄附活動については、「被災地域のための寄付をした」については、《震災直後》54.0%となり、半数以上の人が寄附を行っていましたが、《今年》21.0%と33.0ポイントの大幅な減少が見られる結果となりました。寄付文化やボランティア精神が成熟していくためには、「景気回復」を挙げる方が65.7%となりました。