働く女性の「震災とストレス」に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2011/08/27~2011/08/28
  • 調査対象
  • 20歳代~60歳代の東北、関東の有職女性 520名 [東北地方(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)260名、関東地方(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)260名]
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

長瀬産業の100%子会社であるナガセビューティーケァは、東北と関東の20~60歳代の働く女性を対象とした『働く女性の「震災とストレス」に関する意識調査』を実施しました。「東日本大震災以降、あなたのストレスに変化はありましたか?」と質問したところ、7割以上の働く女性が「ストレスが増えた」と回答しました(「ストレスが増えた」22.5%、「ややストレスが増えた」51.5%)。年代別では40代が他の年代より最も多い結果となりました。ストレスの理由は、「地震や余震に対する不安」(81.0%)、「放射能に対する不安」(57.9%)、「将来への不安」(50.4%)と続きました。「ストレスにより身体や気持ちにどのような影響がありましたか?」と質問したところ、「疲れが抜けない」「やる気が出ない」「不眠」が上位に上がりました。未既婚別に見ると、未婚者が既婚者に比べ「肌荒れ」「便秘」「不眠」「太った」など、ストレスによるダメージを強く感じている結果となりました。「あなたは震災によるストレスで、自分自身の老化を感じましたか?」の問いには、約5割の女性が「老化を感じた」と回答しました(「老化を感じた」8.1%、「やや老化を感じた」42.3%)。「何歳くらい歳をとったと感じますか?」の質問には、「5歳」と回答した人が最も多くなりました。「あなたは若く見られたいと思いますか?何歳くらい若く見られたいですか?」と聞くと、7割以上の働く女性が若く見られたいと思い、「3~5歳」位若く見られたいと思う人が多いと分かりました。その理由について聞くと、「健康、元気に見られたいから」との回答がもっとも多く、働く女性の意識は美容より、健康を重視する傾向にあるようです。「震災後、健康や美容に対する関心、かける金額に変化はありましたか?」と質問したところ、5割以上の働く女性が健康に対することに「関心が増えた」と回答しました。また、健康にかける金額は、平均で毎月約5,000円増えたことが分かりました。

調査結果

東日本大震災以降、あなたのストレスに変化はありましたか?
【年代別比較】(単一回答)(単位:%)
どのようなストレスが増えましたか?
【全体】(上位10位、複数回答)(単位:%)
ストレスにより身体や気持ちにどのような影響がありましたか?
【全体】(上位10位、複数回答)(単位:%)
未婚の働く女性のほうが、ストレスによるダメージを受けやすい?
【エリア別、未既婚比較】(10項目抜粋、複数回答)(単位:%)
東北関東未婚既婚
疲れが抜けない53.444.650.848.1
やる気が出ない26.928.228.526.7
不眠29.323.730.723.3
肩こり27.423.229.122.3
ニュースを見るのがつらい20.224.321.822.3
常にイライラしてしまう22.120.922.920.4
集中力がなくなった19.720.320.719.4
頭痛23.114.121.816.5
太った16.814.718.413.6
白髪が増えた15.914.716.214.6
あなたは若く見られたいと思いますか?何歳くらい若く見られたいですか?(自由回答、有効回答 379人)(単位:%)
【平均:6.45歳 最大:20歳】
震災後、健康や美容に対する関心、かける金額に変化はありましたか?
健康にかける金額(全体)(単位:%)
美容にかける金額(全体)(単位:%)
【平均金額】
健康にかける金額が増えた人(126人)平均:+4,992円
健康にかける金額が減った人(26人)平均:-3,365円
美容にかける金額が増えた人(46人)平均:+4,521円
美容にかける金額が減った人(79人)平均:-4,084円
調査実施先:長瀬産業(株)/(株)ナガセ ビューティケァ