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ブロガー・SNS利用者の『対人距離感』に関する調査(1) |
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調査結果の概要
モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)と(株)第一生命経済研究所は、ブロガー・SNS利用者の『対人距離感』に関する調査を実施しました。その結果を見ると、ブログの利用者は56.0%、ツイッターの利用者は35.9%、ミクシィの利用者は58.0%、フェイスブックの利用者は12.4%となっています。ふだん使っているデバイスでは、「スマートフォンを除く携帯電話(いわゆるフィーチャーフォン)」が最も多く、その利用率は98.3%。これに「ノートパソコン」58.7%、「デスクトップパソコン」41.1%が続いています。プライベートで最も利用しているデバイスでは、やはり「携帯電話」80.4%が最も高く、以下「ノートパソコン」8.6%、「デスクトップパソコン」8.5%の順でした。ブログやSNSを活用している人が、実際に自分に関わるどのような情報をネット上に掲載しているのか?尋ねました。『個人情報に関するもの』については、「実名(本名)」公開が最も多いのはフェイスブック(64.3%)で、これにミクシィ(31.4%)が続いています。ただし、ミクシィでは「ハンドルネーム」76.7%、「実名ではないが、友人や家族にはわかる名前」63.2%といったものの公開も多く、不特定多数の人とのつながりに利用したり、知人間で利用したりといったように、ミクシィの利用方法が多様であることが窺えます。「自分の写真(本人が特定できるもの)」の公開については、フェイスブックが46.0%で他に比べて高く、やはりこれにミクシィ(21.3%)が続いています。知り合いやその知り合いあたりとつながるケースの多いフェイスブックでは、全体的にみて個人情報に関することについての公開度合いが高いようです。一方、『感情の表出』については、フェイスブックでの公開はどれも最も低いとの結果を得ました。「自分が嬉しかったことについて」については友人への公開(76.0%)が最多で、ミクシィへの公開(72.3%)が僅差で続いています。また、「自分が自慢したいことについて」「自分が悲しかったことについて」は、フェイスブック以外はいずれも50%台が公開するとしています。また、「自分が感じた寂しさや孤独感について」は、ブログ・ツイッター・ミクシィへの公開が家族への公開(34.5%)を上回る結果となっていました。「自分の弱みや悩みについて」は友人、家族、ブログへの公開の順で高く、フェイスブックへの公開は17.5%と低めでした。『情報の内容』について、ここでもフェイスブックでの公開が他と比べて少なめでした。ブログやツイッター、ミクシィでの公開が多かったのは「日常生活」「趣味や得意なこと、関心事や習慣について」「自分の感情や思ったことについて」となっています。「収入や資産状況、家計」「宗教」「政治」「生い立ち」といった『センシティブな情報』については、家族や友人には公開するものの、ネット上で公開する割合は高くないようです。ただし、「異性関係や性」「健康状態や病気」については、自分が情報公開することで有用な情報がフィードバックされることも想定されてか、『センシティブな情報』であることを考慮してもある程度公開されている実態がみてとれました。
調査結果
- ブログ・SNSの利用状況(「非常によく使う(書き込む・書く)」と「時々使う(書き込む・書く)」の合計)(単位:%)
全体
(n=1,020)男性
(n=353)女性
(n=667)ブログ 56.0 51.3 58.5 ツィッター 35.9 37.4 35.1 ミクシィ 58.0 58.9 57.6 フェイスブック 12.4 15.3 10.8 - ふだん使っているデバイス(単位:%)
全体
(n=1,020)男性
(n=353)女性
(n=667)携帯電話(スマートフォンを除く) 98.3 98.3 98.4 アイフォン(iPhone)以外のスマートフォン 5.6 8.2 4.2 アイフォン(iPhone) 4.4 5.1 4.0 ノートパソコン 58.7 63.2 56.4 デスクトップパソコン 41.1 49.6 36.6 - プライベートで最も利用しているデバイス(単位:%)
- 公開している自分の情報(※それぞれのサービスの利用者のみをnとして集計)
<個人情報に関するもの>(単位:%)