ＬＣＣ（格安航空会社）に関するWEBアンケート－海外路線での利用について－

調査結果の概要

株式会社JTBはこの度、ＬＣＣ（格安航空会社）に関するＷＥＢアンケートを実施しました。今回は海外路線でのＬＣＣ利用について見ると、ＬＣＣの利用意向は、国内ＬＣＣとくらべて、「乗ってみたい」（海外6％、国内9％）人はそれほど変わらないものの、「安い航空券が取れれば乗ってみたい」が（国内33％に対し）16％となりました。海外の場合、搭乗時間が短い事や、現地のホテルがセットになっている事など、諸条件が整えば乗りたいという人もおり、『条件つきで乗りたい』人も合わせると48％になりました。また、「目的地に就航していれば（既存航空会社と同じように）乗る」という、ＬＣＣをそれほど意識していない人が8％いました。「しばらく様子を見て決める」21％、「乗ってみたいとは思わない」22％をあわせると43％となり、国内ＬＣＣの37％より少し多くなりました。「乗ってみたい／安い航空券が取れれば乗ってみたい／「短時間であれば乗ってみたい／目的地に就航していれば乗る／パッケージツアーなら利用したい」と回答した人に利用の目的を尋ねたところ、「観光」93％が最も多く、「知人訪問」6％、「ビジネス」5％、「帰省」2％となりました。「乗ってみたい／安い航空券が取れれば乗ってみたい／短時間であれば乗ってみたい／目的地に就航していれば乗る／パッケージツアーなら利用したい」と回答した人に、ＬＣＣを利用して安く浮いたお金は、どうしますか？と尋ねました。「現地滞在の買い物や食事などで少し贅沢する」が61％となり、６割の人が安く浮いた分を滞在先で消費すると回答しました。国内（55％）と比べ、高いポイント数になっています。次いで「次回の訪問にまわす（訪問回数を増やす）」24％（国内27％）、「貯蓄するなど、訪問先では使わない」8％（国内10％）、「ＬＣＣでなければ訪問しなかったので、浮いたお金はない」6％（国内7％）となり、国内のポイントと近い結果となりました。ＬＣＣ利用意向の回答別に見ると、【乗ってみたい】と回答した人では、「次回の訪問にまわす（訪問回数を増やす）」が全体平均を10pt上回る34％となりました。【乗ってみたい】との回答者は、旅行回数を増やす意向が比較的強いという傾向は、国内とほぼ同じ結果となりました。「しばらく様子を見て決める／乗ってみたいとは思わない」理由として最も多かったのは、「なんとなく不安だから」が50％となり、国内（43％）と比べて高いポイントになっています。「欠航時の振替え便の利用に不安があるから」と「（マイレージなどで）いつも使う航空会社が決まっているから」の順位が、国内と海外で逆転しているのがわかります。海外では、座席の狭さや欠航時の振替え便対応などが不安視されているようです。ＬＣＣで安くいけるなら、（国内・海外ともに）訪問回数を増やしたいと思いますか？「増やしたい」41％、「あまり変わらない」30％、「まだわからない」29％となっています。ＬＣＣの利用により、利用回数を増やしたい意向が見られます。今後のＬＣＣの普及により、航空機の利用が増える可能性が高いと見込まれます。

調査結果