平日の家族コミュニケーションに関する意識調査

  • 調査期間
  • 2012/01/25~2012/01/26
  • 調査対象
  • 既婚・有職で小学校低学年以下の子どもがおり、配偶者・子どもと同居している20代~40代の男女 683人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

平日における、配偶者や子どもとのコミュニケーションについて『不充分』と感じている人が多いようです。この結果は、(株)アイシェアと(株)ロジクールが実施した平日の家族コミュニケーションに関する意識調査で明らかになりました。回答者は20代から40代、既婚で小学校低学年以下の子どもがおり、配偶者・子どもと同居中の有職者である683名。まず、平日に配偶者と一緒に過ごせる平均時間を尋ねたところ、最も多かったのは「2時間~3時間未満」23.7%。これを含めた『3時間未満』の合計は49.6%と半数近くとなりました。平日の配偶者とのコミュニケーションについて、「充分に取れている」とした人は30.7%と少数派。「取れているが充分ではない」は59.0%、「まったく取れていない」は10.2%で、合計69.3%と約7割が『不充分』と感じていることがわかりました。『不充分』と感じている人に、平日の配偶者とのコミュニケーション不足により心配なことをすべて挙げてもらったところ、1位となったのは「不安・不満に気付けなくなる」41.6%。2位は「お互いの愛情が薄れる」36.8%、3位は「子育てに関する意見が食い違う」36.4%の順になりました。では、子どもとのコミュニケーションはどうでしょうか?平日に子どもと一緒に過ごせる平均時間が「1時間未満」としたのは7.9%、「1時間~2時間未満」は14.6%で『2時間未満』の合計は22.5%。最も多かったのは配偶者と同様「2時間~3時間未満」18.9%で、『3時間未満』の合計は41.4%という結果となりました。また、平日に子どもとのコミュニケーションが「充分に取れている」としたのは36.5%。「取れているが充分ではない」は57.4%、「まったく取れていない」は6.1%で、合計63.5%が『不充分』と感じている様子。配偶者の場合よりは少ないですが、それでも6割以上が不足と感じているという実情が浮き彫りとなりました。続けて『充分に取れていない』人に、平日の子どもとのコミュニケーション不足により心配なことをすべて挙げてもらったところ、「成長過程を見逃してしまう」49.8%が1位。以降、2位が「不安・不満に気付けなくなる」47.9%、3位が「言うことを聞かなくなる」29.7%と続いています。顔を見られない時間が多いためか、子どもの「成長過程を見逃してしまう」との不安が多いですが、実際にその成長過程を動画(映像)で記録している人はどれくらいいるのでしょうか?全員に尋ねたところ、「残している」としたのは71.9%。一方で「残していないが残したい」と後回しになってしまっている人も18.9%いました。また、71.0%の人が子どもの成長した姿を離れた家族や友人などに見せたいと思ったことが「ある」という調査結果も出ています。

調査結果

【配偶者・子どもと同居中の方 限定】平日、配偶者と一緒に過ごせる時間は平均何時間くらいですか?(n=683)(択一)(※就寝時間を除く)(単位:%)
【配偶者・子どもと同居中の方 限定】平日、配偶者とのコミュニケーションは取れていると思いますか?(n=683)(択一)(単位:%)
【配偶者・子どもと同居中で配偶者との平日のコミュニケーションが充分ではない方 限定】平日の配偶者とのコミュニケーション不足により心配していることをすべて教えてください。(n=613)(複数)(※「特にない」のみ択一回答)(単位:%)
【配偶者・子どもと同居中の方 限定】平日、子どもと一緒に過ごせる時間は平均何時間くらいですか?(n=683)(択一)(※就寝時間を除く)(単位:%)
【配偶者・子どもと同居中の方 限定】平日、子どもとのコミュニケーションは取れていると思いますか?(n=683)(択一)(単位:%)
【配偶者・子どもと同居中で子どもとの平日のコミュニケーションが充分ではない方 限定】平日の子どもとのコミュニケーション不足により心配していることをすべて教えてください。(n=434)(複数)(※「特にない」のみ択一回答)(単位:%)
【有職で配偶者・子どもと同居中の方 限定】子どもの成長記録を動画(映像)で残していますか?(n=683)(択一)(単位:%)
【有職で配偶者・子どもと同居中の方 限定】子どもの成長した姿を、離れた家族や友人などに見せたいと思ったことはありますか?(n=683)(択一)(単位:%)
調査実施先:(株)アイシェア/(株)ロジクール