「LCC」に関する調査

  • 調査期間
  • 2012/02/08~2012/02/09
  • 調査対象
  • ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする全国の15歳~59歳の男女 1,000人
  • 調査方法
  • モバイルリサーチ

調査結果の概要

インターネットを活用して新しい生命保険サービスを提供するライフネット生命保険(株)は、LCC(Low Cost Carrieの略称で『格安航空会社』を意味します)に関する調査を実施しました。はじめに、LCCについての認知状況と関心の有無について尋ねたところ、「知っていて、とても関心がある」が11.0%、「知っていて、やや関心がある」が29.4%、「知っているが、関心が無い」が19.4%と、認知率は59.8%となり、男女別では、女性(52.0%)より男性(67.6%)の認知率が高くなりました。LCC認知層のうち、利用経験者は9.7%。また、LCC利用経験者において、乗ったことがある割合が高かったのは、「ジェットスター航空」48.3%、次いで「ジェットスター・アジア航空」24.1%、「チェジュ航空」15.5%の順となりました。LCC利用経験者に満足度を尋ねたところ、プライベートでの利用経験者では「非常に満足」「まあ満足」の合計が63.6%、出張での利用経験者では50.0%と、どちらの利用シーンでも半数以上が満足感を得ていました。運賃の安さのためなら、許容可能な範囲内と感じるLCCによる低コスト化施策を尋ねると、「食事や飲料、毛布など機内サービスが有料」54.6%、「客室乗務員など人的サービスの効率化」41.9%となり、低運賃の実現のための機内サービスの有料化や削減は受容される割合が高いことがわかりました。国内旅行での移動手段として(運賃が同程度と仮定の上で) LCCと新幹線のどちらが良いか?尋ねました。『LCCが良い(「LCCが良い」+「どちらかというとLCCが良い」の合計)』は中距離旅行(例:東京・大阪間)の17.5%に対して、遠距離旅行(例:東京・福岡間)では59.7%と約6割に達しました。有職者に、LCCによる低運賃の実現によって移動コストが大幅に低下することで生まれる『世の中の変化』を予想してもらいました。『ビジネスシーン』で最も多かった回答は、「ビジネスで出張が増える」46.8%、『観光や景気・地方経済関連』では、「観光地が賑わう」75.6%でした。今後(も)LCCを利用したいか?尋ねると、「利用したい」が57.7%と6割弱が利用意向を持っていました。LCCの認知有無・利用経験別に見ると、LCC非認知層の利用意向率は47.0%であるのに対し、LCCを知っていたが利用経験のないLCC認知層では62.8%、LCCを利用したことがあるLCC利用経験層では84.5%と、非認知層、認知層、利用経験層とLCCへの理解が進むにつれて利用意向が高まっていることがわかりました。最後に、LCCにどのような事を望むか?尋ねました。最も多かったのは、「安全対策への投資に関する情報開示」57.9%でした。

調査結果

LCCを知っていたか、また、どの程度関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
LCC利用経験(LCCを『知っている』人)(単位:%)
利用したことがあるLCC(上記設問で「利用したことがある」と回答した人:n=58)(複数回答形式)(上位5位まで)(単位:%)
LCCを利用した時の満足度(プライベート/出張でLCCを利用したことがある人)(単一回答形式)(単位:%)
運賃の安さのためなら許容範囲のLCC低コスト化施策(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで)(単位:%)
運賃が同程度と仮定した場合の国内中距離旅行(例:東京・大阪間)/国内遠距離旅行(例:東京・福岡間)の移動手段《新幹線vsLCC》(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
LCCによる移動コストが大幅に下がることでの世の中の変化(有職者:n=472)(「必ずそうなると思う」と「多分そうなると思う」の値をグラフ化)(項目毎に単一回答形式)
<ビジネスシーン>(単位:%)
<観光・景気・地方経済関連>(上位5位まで)(単位:%)
今後LCCを利用したいと思うか(単一回答形式)(単位:%)
LCCにどのようなことを望むか(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで)(単位:%)
調査実施先:ライフネット生命保険(株)