自分の介護の準備に関する調査(1)

  • 調査期間
  • 2011/11/29~2011/12/13
  • 調査対象
  • 全国の30歳~69歳の男女 1,200人(有効回収率91%:1,092人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

第一生命保険(株)のシンクタンク、(株)第一生命経済研究所では、全国に居住する30歳から69 歳の男女1,200名を対象に、標記についてのアンケート調査を実施しました。はじめに将来、自分に介護が必要になったときに不安に思うことを尋ねたところ、すべての項目で『不安に思う(「かなり不安に思う」と「ある程度不安に思う」の合計)』人が多いことがわかりました。その中でも、【自分の介護にいくらお金がかかるかわからないこと】91.8%、【家族に精神的負担をかけるかもしれないこと】90.4%、【家族に肉体的負担をかけるかもしれないこと】90.2%について、9割以上の人が不安に思うと回答しています。将来、自分に介護が必要となったときのためにどのような準備をしているか?尋ねました。約半数の人が「特に準備をしていない」45.7%ことがわかりました。他方、何らかの準備をしている人の中では「預・貯金をする」43.5%が第1位となりました。将来、自分に介護が必要となったときのために「特に準備はしていない」と回答した人に、準備をしていない理由を尋ねました。全第1位が「現在の生活だけで精一杯だから」62.1%、「まだ年齢が若いから」42.3%、「何をしていいかわからないから」38.9%、「きっかけがないから」31.5%という理由が続きます。次に、自分に介護が必要となったときのために何らかの準備をしている人に準備を始めたきっかけを尋ねました。第1位が「家族・親族に介護が必要となったため」31.0%、次に「新聞・TV・雑誌等で介護について目にしたため」25.6%でした。介護経験がある人に、家族の介護を経験して『介護をする前から準備しておけばよかった』と思うことを尋ねた結果、「介護の手段や方法についての情報を集める」58.2%、「公的介護保険制度について情報を集める」55.0%と、半数以上の人が情報を集めることを『介護を経験する前にしておけばよかった』と考えていることがわかりました。

調査結果

将来、自分に介護が必要となったときの不安(「かなり不安に思う」と「ある程度不安に思う」の合計)(単位:%)
自分に介護が必要になったときのための準備(全体)(複数回答)(単位:%)
自分の介護のために準備をしていない理由(自分に介護が必要になったときのために、特に準備はしていない人)(複数回答)(単位:%)
自分の介護のために準備を始めたきっかけ(自分に介護が必要となったときのために、何らかの準備をしている人)(複数回答)(単位:%)
前から準備しておけばよかったと思うこと(家族の介護の経験について「現在介護をしている」「過去に介護を経験したことがある」と答えた人)(複数回答)(単位:%)
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news1202.pdf
調査実施先:(株)第一生命経済研究所