家庭での節電に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2011/07/25~2011/07/28
  • 調査対象
  • ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする全国の20歳~59歳の男女 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

東京工芸大学は、全国の20歳から59歳の男女を対象に、家庭での節電に関する意識調査を実施しました。まず、普段の生活の中で省エネをどの程度意識しているか?尋ねたところ、『意識している(「非常に意識している」14.3%と「やや意識している」69.3%の合計)』が83.6%となり、男女別に比較すると、『意識している』女性は88.6%となり、男性(78.6%)より10.0pt高くなりました。使用する際に節電を心がけている (または節電の為に使用を控えている)家電を尋ねたところ、「エアコン」72.3%が7割強。次いで「照明器具」64.7%、「テレビ」41.7%と続き、男女別に見ると、家事で使う家電の「電子ポット」(男性15.2%、女性30.2%)や「炊飯器」(男性8.6%、女性27.0%)、「洗濯機」(男性9.8%、女性23.2%)などで女性が男性より10pt以上高くなったほか、「照明器具」(男性60.6%、女性68.8%)や「トイレ(温水洗浄・保温便座)」(男性30.0%、女性46.4%)などの住宅設備に関しても女性の回答が多くなりました。普段の生活の中で何気なく使用する設備についても、女性は節電を意識しているようです。それぞれの電力関連商品・サービスを購入したいか?尋ねたところ、【LED照明】では、「既に購入済み・購入決定済み」が24.2%、「将来購入したいと思う」が69.2%となりました。創エネ関連商品では、太陽光発電機、風力発電機共に「既に購入済み・購入決定済み」の値が1割未満となりましたが、「将来購入したいと思う」の値は、【家庭用発電機(太陽光)】では63.1%と6割強、【家庭用発電機(風力)】は34.4%と3割半となり、創エネ商品へ関心を寄せている様子が窺えました。家庭での電力使用量や料金を可視化することができるサービスの【電力の見える化システム】は、「この商品・サービスを知らない」が21.3%と2割超となりました。ヒートアイランドに関する説明を行った上で、ヒートアイランドを緩和させるための取り組みは効果があると思うか?尋ねました。「効果があると思う」との回答が最も多かったのは、【屋上緑化】85.8%でした。また、スマートグリッド普及の効果と問題点を説明した上で、日本にスマートグリッドを普及させて再生可能エネルギーの比率を高めるべきだと思うか?尋ねたところ、『思う(「そう思う」23.2%と「ややそう思う」51.4%の合計)』は74.6%となりました。スマートグリッドが普及することで実現する次世代の省エネ住宅『スマートハウス』を具体例に挙げ、その魅力について質問を行いました。提示したメリットの中から魅力に感じるものを尋ねたところ、最も多かった回答は「自動的に光熱費が抑えられる」72.6%でした。

調査結果

普段の生活の中で省エネをどの程度意識して過ごしているか(単一回答形式)(単位:%)
使用する際に節電を心がけている (または節電の為に使用を控えている)家電(複数回答形式)(上位10位までを抜粋)(単位:%)
全体
(n=1,000)
男性
(n=500)
女性
(n=500)
エアコン72.367.477.2
照明器具64.760.668.8
テレビ41.740.243.2
トイレ(温水洗浄・保温便座)38.230.046.4
冷蔵庫23.920.827.0
パソコン23.724.023.4
電子ポット22.715.230.2
炊飯器17.88.627.0
洗濯機16.59.823.2
ドライヤー16.214.418.0
以下の電力関連商品・サービスを購入したいと思うか(単一回答形式)(単位:%)
以下のヒートアイランドを緩和させるための取り組みは効果があると思うか(単一回答形式)(単位:%)
日本にスマートグリッドを普及させて再生可能エネルギーの比率を高めるべきだと思うか(単一回答形式)(単位:%)
スマートハウスの実現によるメリットの中で、魅力に感じるもの(n=1,000)(複数回答形式)(単位:%)
調査実施先:学校法人 東京工芸大学