家庭での節電に関する意識調査 |
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調査結果の概要
東京工芸大学は、全国の20歳から59歳の男女を対象に、家庭での節電に関する意識調査を実施しました。まず、普段の生活の中で省エネをどの程度意識しているか?尋ねたところ、『意識している(「非常に意識している」14.3%と「やや意識している」69.3%の合計)』が83.6%となり、男女別に比較すると、『意識している』女性は88.6%となり、男性(78.6%)より10.0pt高くなりました。使用する際に節電を心がけている (または節電の為に使用を控えている)家電を尋ねたところ、「エアコン」72.3%が7割強。次いで「照明器具」64.7%、「テレビ」41.7%と続き、男女別に見ると、家事で使う家電の「電子ポット」(男性15.2%、女性30.2%)や「炊飯器」(男性8.6%、女性27.0%)、「洗濯機」(男性9.8%、女性23.2%)などで女性が男性より10pt以上高くなったほか、「照明器具」(男性60.6%、女性68.8%)や「トイレ(温水洗浄・保温便座)」(男性30.0%、女性46.4%)などの住宅設備に関しても女性の回答が多くなりました。普段の生活の中で何気なく使用する設備についても、女性は節電を意識しているようです。それぞれの電力関連商品・サービスを購入したいか?尋ねたところ、【LED照明】では、「既に購入済み・購入決定済み」が24.2%、「将来購入したいと思う」が69.2%となりました。創エネ関連商品では、太陽光発電機、風力発電機共に「既に購入済み・購入決定済み」の値が1割未満となりましたが、「将来購入したいと思う」の値は、【家庭用発電機(太陽光)】では63.1%と6割強、【家庭用発電機(風力)】は34.4%と3割半となり、創エネ商品へ関心を寄せている様子が窺えました。家庭での電力使用量や料金を可視化することができるサービスの【電力の見える化システム】は、「この商品・サービスを知らない」が21.3%と2割超となりました。ヒートアイランドに関する説明を行った上で、ヒートアイランドを緩和させるための取り組みは効果があると思うか?尋ねました。「効果があると思う」との回答が最も多かったのは、【屋上緑化】85.8%でした。また、スマートグリッド普及の効果と問題点を説明した上で、日本にスマートグリッドを普及させて再生可能エネルギーの比率を高めるべきだと思うか?尋ねたところ、『思う(「そう思う」23.2%と「ややそう思う」51.4%の合計)』は74.6%となりました。スマートグリッドが普及することで実現する次世代の省エネ住宅『スマートハウス』を具体例に挙げ、その魅力について質問を行いました。提示したメリットの中から魅力に感じるものを尋ねたところ、最も多かった回答は「自動的に光熱費が抑えられる」72.6%でした。
調査結果
- 普段の生活の中で省エネをどの程度意識して過ごしているか(単一回答形式)(単位:%)
- 使用する際に節電を心がけている (または節電の為に使用を控えている)家電(複数回答形式)(上位10位までを抜粋)(単位:%)
全体
(n=1,000)男性
(n=500)女性
(n=500)エアコン 72.3 67.4 77.2 照明器具 64.7 60.6 68.8 テレビ 41.7 40.2 43.2 トイレ(温水洗浄・保温便座) 38.2 30.0 46.4 冷蔵庫 23.9 20.8 27.0 パソコン 23.7 24.0 23.4 電子ポット 22.7 15.2 30.2 炊飯器 17.8 8.6 27.0 洗濯機 16.5 9.8 23.2 ドライヤー 16.2 14.4 18.0 - 以下の電力関連商品・サービスを購入したいと思うか(単一回答形式)(単位:%)