オレンジリボンに関する調査2011 |
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調査結果の概要
モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)では、オレンジリボンに関するアンケートをモバイルリサーチにより実施し、18歳から59歳の携帯電話ユーザーの回答を集計しました。まず、全員に『オレンジリボン』をご存知ですか?と尋ねたところ、「詳しく知っている」が4.6%、「名前を聞いたことがある程度」が29.7%となり、認知率は34.3%でした。男女別では女性の認知率(40.3%)が男性の認知率(28.3%)を12.0pt上回る結果となりました。また、『オレンジリボン運動』に対する関心度では、『関心あり』との回答が72.7%(「非常に関心がある・関心を持った」16.1%と「やや関心がある・関心を持った」56.6%の合計)となりました。男女別で比較すると、認知率と同様に女性が男性より高くなり、『関心あり』と答えた男性が65.5%であるのに対し、女性は80.1%となりました。回答者のうち同居している自分の子供がいる人に、育児に対してストレスを感じたことがあるか?と尋ねたところ、『感じる(「よく感じる」11.3%と「たまに感じる」49.5%の合計)』は60.8%となりました。次に全員に、育児や児童虐待に関連する項目にどの程度賛同するか?尋ねました。『あてはまる(「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計)』の回答が最も多かった項目は、【児童虐待と夫婦間の不和は関係があると思う】82.2%。次に多かったのは、【児童虐待と育児での地域や家族からの孤立は関係性があると思う】75.7%でした。現在実際に子育てをしている方は育児や児童虐待にどのように向き合っているのでしょうか?回答者のうち同居している自分の子供がいる人に、育児や児童虐待の実態に関連する項目にどの程度あてはまるか?尋ねました。『あてはまる(「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計)』の回答が最も多かった項目は、【子供に大声で怒鳴ってしまうことがある】61.5%。次に多かったのは、【子供を叱りすぎて反省することがある】47.9%でした。続けて、子育ての悩みや育児方法などを相談したことがある相手を質問したところ、「配偶者」64.8%が最も多く、次いで「自分の親」51.6%、「友人(子供をもつ)」47.8%となりました。また、性別で比較すると、全ての選択肢で女性は男性よりも回答割合が高くなり、「ママ友、パパ友」に相談する女性(66.7%)と男性(15.0%)で51.7pt差、「友人(子供をもつ)」では31.9pt差(女性63.8%、男性31.9%)、「自分の親」では28.7pt差(女性66.0%、男性37.3%)、「保育園・幼稚園・学校の先生」では25.7pt差(女性36.4%、男性10.7%)となりました。また、「相談したことがない」と回答した男性は25.0%で、父親の4人に1人は子育てに関する相談を誰にも寄せていないことがわかりました。
調査結果
- 育児や児童虐待についての意識(n=2,212)(単一回答形式)(単位:%)
- 育児や児童虐待の実態についてどの程度あてはまるか。(同居している自分の子供がいる人:n=1,099)(単一回答形式)(単位:%)
- あなたは子育ての悩みや育児方法などを誰かに相談したことがありますか。(同居している自分の子供がいる人:n=1,099)(複数回答形式)(単位:%)
全体
(n=1,099)男性
(n=552)女性
(n=547)配偶者 64.8 58.3 71.3 自分の親 51.6 37.3 66.0 配偶者の親 17.7 14.5 21.0 自分の親以外の家族 13.5 6.2 20.8 配偶者の親以外の家族 2.9 2.0 3.8 ママ友、パパ友 40.8 15.0 66.7 友人(子供を持つ) 47.8 31.9 63.8 友人(子供のいない) 7.4 4.2 10.6 地域の子育てサークル 5.8 2.0 9.7 インターネットの掲示板 6.4 3.3 9.5 インターネットのQ&Aサイト 3.5 2.7 4.2 インターネットのSNS,交流サイト 2.3 1.1 3.5 医師や保健師などの専門家 12.0 5.6 18.5 保育園・幼稚園・学校の先生 23.5 10.7 36.4 その他 1.2 0.9 1.5 相談したことはない 14.1 25.0 3.1