2012年の新規就職者の意識調査 |
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調査結果の概要
連合(日本労働組合総連合会)では、2012年4月以降に初めて就職する予定で、就職先が決まっている17歳から29歳の新卒または既卒3年以内の男女を対象に、2012年の新規就職者の意識調査を実施しました。最初に就職活動は楽だったか、それとも苦しかったか?尋ねたところ、『楽だった(「とても楽だった」16.6%と「どちらかというと楽だった」32.7%の合計)』が49.3%、『苦しかった(「とても苦しかった」16.2%と「どちらかというと苦しかった」34.5%の合計)』が50.7%となり、就活に対する感想は『楽』と『苦』が半数ずつとなりました。次に、就職活動を始めた時期と終えた時期を尋ねました。始めた時期では、「2010年10月~12月」19.9%が最も多く、続いて「2011年7月~9月」16.4%となりました。終えた時期では、「2011年10月以降」30.4%が最も多く、続いて「2011年7月~9月」28.0%となっています。就職活動をするにあたり、学生生活にどの程度支障が出たのか?尋ねました。『支障が出た(「非常に支障が出た」と「やや支障が出た」の合計)』との割合が最も多かったのは、【学費や生活費のためのアルバイト】(53.9%)でした。この春(2012年4月)就職する勤務先の就職活動時の志望順位を尋ねたところ、「第一志望」との回答は62.4%となり、6割以上が希望の就職先へ決まったようです。次に、これから社会人になるにあたり、期待と不安のどちらが大きいか?尋ねました。『不安の方が大きい(「期待よりも、不安が大きい」と「期待よりも、不安がやや大きい」の合計)』は57.8%となり、不安に感じている人の方が多いことがわかりました。男女別で見ると、男性よりも女性で『不安の方が大きい』との回答が高く(63.6%)なっています。『働く目的』として(各項目について)どの程度あてはまるか?尋ねました。『あてはまる(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)』との割合が最も多かったのは、【お金を得るため】95.8%でした。また、働く上で『重視する(「とても重視する」と「やや重視する」の合計)』との割合が最も多かったのは、「職場の人間関係」93.8%でした。20年後の日本の姿を尋ねました。『今よりも増えると思う(「今よりも増えると思う」と「今よりもやや増えると思う」の合計)』では【国の借金】(89.2%)、一方、『今よりも減ると思う(「今よりも減ると思う」と「今よりもやや減ると思う」の合計)』では【子ども(15歳未満)の数】(65.8%)が各々最も多くなりました。『労働組合』に期待することは?「従業員の不満や苦情を会社に伝える」54.8%が最も多い回答でした。
調査結果
- 就職活動は楽だったか、苦しかったか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
- 就職活動を始めた時期、終えた時期(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
始めた時期 終えた時期 2010年3月以前 12.6 3.9 2010年4月~6月 12.0 4.7 2010年7月~9月 13.1 7.6 2010年10月~12月 19.9 10.1 2011年1月~3月 10.0 2.8 2011年4月~6月 12.4 12.5 2011年7月~9月 16.4 28.0 2011年10月以降 3.6 30.4 - 就職活動において、学生生活に支障が出たか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
- 就職する勤務先の就職活動時の志望順位(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
- 社会人になるにあたり、期待が大きいか、不安が大きいか(単一回答形式)(単位:%)