2012年の新規就職者の意識調査

  • 調査期間
  • 2011/11/29~2011/12/07
  • 調査対象
  • 2012年の4月以降に初めて就職する予定で、就職先が決まっている17歳~29歳の新卒もしくは既卒3年以内の男女 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

連合(日本労働組合総連合会)では、2012年4月以降に初めて就職する予定で、就職先が決まっている17歳から29歳の新卒または既卒3年以内の男女を対象に、2012年の新規就職者の意識調査を実施しました。最初に就職活動は楽だったか、それとも苦しかったか?尋ねたところ、『楽だった(「とても楽だった」16.6%と「どちらかというと楽だった」32.7%の合計)』が49.3%、『苦しかった(「とても苦しかった」16.2%と「どちらかというと苦しかった」34.5%の合計)』が50.7%となり、就活に対する感想は『楽』と『苦』が半数ずつとなりました。次に、就職活動を始めた時期と終えた時期を尋ねました。始めた時期では、「2010年10月~12月」19.9%が最も多く、続いて「2011年7月~9月」16.4%となりました。終えた時期では、「2011年10月以降」30.4%が最も多く、続いて「2011年7月~9月」28.0%となっています。就職活動をするにあたり、学生生活にどの程度支障が出たのか?尋ねました。『支障が出た(「非常に支障が出た」と「やや支障が出た」の合計)』との割合が最も多かったのは、【学費や生活費のためのアルバイト】(53.9%)でした。この春(2012年4月)就職する勤務先の就職活動時の志望順位を尋ねたところ、「第一志望」との回答は62.4%となり、6割以上が希望の就職先へ決まったようです。次に、これから社会人になるにあたり、期待と不安のどちらが大きいか?尋ねました。『不安の方が大きい(「期待よりも、不安が大きい」と「期待よりも、不安がやや大きい」の合計)』は57.8%となり、不安に感じている人の方が多いことがわかりました。男女別で見ると、男性よりも女性で『不安の方が大きい』との回答が高く(63.6%)なっています。『働く目的』として(各項目について)どの程度あてはまるか?尋ねました。『あてはまる(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)』との割合が最も多かったのは、【お金を得るため】95.8%でした。また、働く上で『重視する(「とても重視する」と「やや重視する」の合計)』との割合が最も多かったのは、「職場の人間関係」93.8%でした。20年後の日本の姿を尋ねました。『今よりも増えると思う(「今よりも増えると思う」と「今よりもやや増えると思う」の合計)』では【国の借金】(89.2%)、一方、『今よりも減ると思う(「今よりも減ると思う」と「今よりもやや減ると思う」の合計)』では【子ども(15歳未満)の数】(65.8%)が各々最も多くなりました。『労働組合』に期待することは?「従業員の不満や苦情を会社に伝える」54.8%が最も多い回答でした。

調査結果

就職活動は楽だったか、苦しかったか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
就職活動を始めた時期、終えた時期(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
始めた時期終えた時期
2010年3月以前12.63.9
2010年4月~6月12.04.7
2010年7月~9月13.17.6
2010年10月~12月19.910.1
2011年1月~3月10.02.8
2011年4月~6月12.412.5
2011年7月~9月16.428.0
2011年10月以降3.630.4
就職活動において、学生生活に支障が出たか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
就職する勤務先の就職活動時の志望順位(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
社会人になるにあたり、期待が大きいか、不安が大きいか(単一回答形式)(単位:%)
“働く目的”として、どの程度あてはまるか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
働く上で、どの程度重視するか(n=1,000)(単一回答形式)(「とても重視する」と「やや重視する」の合計)(上位5位まで)(単位:%)
20年後の日本がどのようになっていると思うか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
“労働組合”に何を期待するか(n=1,000)(単一回答形式)(単位:%)
調査実施先:日本労働組合総連合会 連合調べ