2012年の中小企業の経営施策(2) |
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調査結果の概要
2013年4月入社の新卒採用について尋ねたところ、17.9%が「採用予定がある」と回答しています。 採用予定がある企業経営者に、2013年4月入社の採用人数について尋ねたところ、「2012年4月入社よりも多く採用したい」45.7%が最も高い結果でした。「2012年4月入社並みの人数を採用したい」も38.4%で、「2012年4月入社より少ない人数を採用したい」は15.9%に留まっています。合わせて、商社や経団連加盟各社の採用活動・採用広報活動の後ろ倒しを受けて、自社の活動にマイナスの影響があると思うか?尋ねたところ、「マイナスの影響がありそう」は7.9%に留まりました。 この回答者に対して、具体的にどのような影響があると思うか?尋ねた結果では、「応募者数の減少」75.0%が最も多くなりました。海外展開の状況について尋ねたところ、「海外に進出する予定はない」81.9%が最も高く、「海外進出を検討している」10.6%がおよそ1割、「すでに海外に進出している」が7.4%という結果でした。経営者として重要度が高いと考える景気対策を尋ねたところ、「法人税減税」と「消費刺激」がいずれも24.8%で最も高い結果でした。これに「公共投資」12.9%が続いています。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加についてどう思うかを尋ねました。その結果、「期待している」27.2%、「不安を感じている」18.8%、「期待と不安の両方」38.5%でした。「どちらでもない」が15.5%あります。 『期待している(「期待している」「期待と不安の両方」)』と回答した経営者に期待する理由を尋ねたところ、「日本の国際競争力が高まると思うから」59.0%が最も高い結果でした。 『不安を感じる(「不安を感じている」「期待と不安の両方」)』と回答した経営者にその理由を尋ねました。「農業など国内産業が衰退すると思うから」48.0%が最も高く、これに「輸入品の価格競争力が高まり、国内製品の市場を奪われると思うから」47.3%が続きました。