不動産情報サイト利用者意識アンケート調査(1)

  • 調査期間
  • 2011/06/22~2011/09/22
  • 調査対象
  • 不動産情報サイトでの物件検索経験者 915人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

不動産情報サイト事業者連絡協議会(事務局:東京都港区、略称:RSC)では、このたび、当協議会ホームページおよび会員不動産情報サイト上で一般消費者向けに実施した【不動産情報サイト利用者意識アンケート調査結果】をまとめました。それによると、インターネットでの物件検索後、72.5%のユーザーが実際に不動産会社に問い合わせをしていました(賃貸物件検索者では65.8%、売買物件検索者では77.0%)。問い合わせた不動産会社数は「3社」22.9%がトップ、以下「2社」22.6%、「1社」16.5%と続きました。問い合わせ方法で最も多いのは「メール」71.5%が圧倒的に多く、「その他」では『不動産会社を直接訪問』という回答が目立ちました。問い合わせをした不動産会社を選んだ理由は、賃貸・売買ともに「条件に合う物件情報を提供していたから」が1位。次いで、ともに「希望する物件の地域にあったから」となりましたが、3位は、賃貸が「ネットに多くの物件を掲載していたから」であるのに対し、売買は「社名を知っていたから」でした。問い合わせに対する不動産会社の対応の満足度(前年2010年との比較)を見ると、『満足(「満足」+「やや満足」)』は上昇しています。賃貸は前年より3.1pt増の63.2%、売買は同2.7pt増の66.0%。ただ、賃貸の『不満』の増加が気になります。問い合わせ後、実際に不動産会社に訪問した割合(「訪問していない」という回答以外の合計)は、前年より2.1pt増の74.8%(賃貸検索者は3.4pt減で70%を割り込みました。一方、売買検索者は5.3pt増でした)。不動産会社の訪問社数の最多は「2社」28.1%、次いで「1社」26.1%、「3社」22.8%の順でした。賃貸・売買ともに「1社」と「2社」が減少し、「3社」が増加、特に賃貸は7.1ptも増加しており、『慎重派』が増えている様子です。不動産会社を訪問後、物件の契約をした人が前年より11.4pt増加して、6割に迫る勢いです。売買契約者は同13.8pt増、特に『問い合わせをした不動産会社』で契約したユーザーの伸びが大きくなりました。

調査結果

インターネットでの物件検索後、実際に不動産会社に問い合せしましたか?(単位:%)
問い合わせた不動産会社数は?(単位:%)
不動産会社への問い合わせ方法は?(単位:%)
全体
(n=663)
賃貸
(n=242)
売買
(n=421)
メール71.571.571.5
電話49.245.551.3
その他10.910.311.2
問い合わせをした不動産会社を選んだ理由は?(単位:%)
全体
(n=663)
賃貸
(n=242)
売買
(n=421)
条件に合う物件情報を提供していたから72.975.671.3
希望する物件の地域にあったから36.733.538.5
ネットに多くの物件を掲載していたから28.832.226.8
社名を知っていたから28.122.331.4
検索エンジン(yahoo!等)ですぐに見つかったから5.95.85.9
その他4.45.04.0
問い合わせに対する不動産会社の対応の満足度は?(単位:%)
問い合わせ後、実際に不動産会社を訪問されましたか?(単位:%)
不動産会社を何社、訪問されましたか?(単位:%)
不動産会社を訪問後、物件の契約をされましたか?(単位:%)
調査実施先:不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)