『父と子の旅行』に関する調査

  • 調査期間
  • 2011/09/28~2011/09/30
  • 調査対象
  • 首都圏、中京圏、京阪神在住の小学生の子供を持つ男女 1,260人(夫840人、妻420人)
  • 調査方法
  • オンラインWEB調査

調査結果の概要

昨今、子育てに関する意識が変わり、父親が子育てに関与する度合いも高まっています。車や鉄道のCFで父と子の交流をイメージしたものが流れ、父親に焦点をあてたTV番組や雑誌の創刊も4,5年前から目立ち始めています。旅行に関しても、父親と子供だけで旅行するケースがみられるようになってきました。株式会社JTBは、首都圏、中京圏、京阪神在住の小学生の子供を持つ男女に、家族の意識・父と子の旅行に関する調査を実施し、調査の結果から、夫の立場と妻の立場の両方から『父親と子供だけで行く宿泊を伴う旅行(以下、『父と子の旅行』)』を検証しました。まず妻に、夫が 『父と子の旅行』 に出かけた回数を尋ねたところ、「5回以上」が3.1%、「3~4回」が5.5%、「1~2回」が14.5%で、妻の23.1%が夫に 『父と子の旅行』 の経験があると回答しています。また、『父と子の旅行』 の経験回数を見ると、共働きの方が夫の経験回数が多いことがわかります。『父と子の旅行』 が今後増えた方が良いかどうか?尋ねました。「増える方が良い」という回答は、夫に『父と子の旅行』 の経験のある人の方が多いです。夫に、『父と子の旅行』に行きたいか?尋ねたところ、経験者は「ぜひ行きたい」34.5%、「行きたい」40.1%の合計が74.6%と高く、未経験者の38.8%を大きく上回っています。『父と子の旅行』 が増えた方が良いと答えた妻に、その理由を尋ねました。最も多かったのは、「自分が楽だから」67.2%、同様に増えない方が良いと答えた理由では、「家族一緒の旅行の方が楽しいから」67.1%でした。『父と子の旅行』 が増えるにはどのような旅行があれば良いか?尋ねました。夫も妻も「子供と一緒に体験するプログラムがある旅行」(夫49.2%、妻48.1%)が1位を占めています。妻は「子供とさらに親密になるきっかけとなる旅行」23.3%、「子供が父親を見直したり誇りに思うような旅行」24.3%など『夫に父親としての成長を望む』内容が多くなっています。これに対し、夫は「子供の情操教育に役立つ旅行」25.0%、「子供への褒美、子供の意欲を高める旅行」25.4%など『子供のため』を重視した内容を選ぶ人が多いです。

調査結果

夫が 『父と子の旅行』 に出かけた回数(妻)(単位:%)
『父と子の旅行』が今後増えた方が良いかどうか(妻:n=420)(単位:%)
『父と子の旅行』に行きたいか(夫)(単位:%)
『父と子の旅行』 が増えた方がよいと思う理由(『父と子の旅行』 が増えた方が良いと答えた妻:n=119)(単位:%)
『父と子の旅行』 が増えない方がよいと思う理由(『父と子の旅行』 が増えない方が良いと答えた妻:n=73)(単位:%)
『父と子の旅行』 が増えるにはどのような旅行があれば良いか(全員)(単位:%)
調査実施先:株式会社JTB