ストレスと皮膚病に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2011/10/14~2011/10/17
  • 調査対象
  • 実施先無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の10代~60代の男女会員 3,272人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

11月12日は『皮膚の日』だということをご存じでしょうか?1112を『いいひふ』と読むところから来ており、日本臨床皮膚科医会が1989年に制定したものです。毎年この日の前後には、日本全国で一般に向けた講演会や皮膚検診、相談会が多数開催されています。体の一部として誰もが日々付き合っている皮膚ですが、外的要因はもちろん、食生活やストレスにより状態が変化するといいます。そこで『皮膚の日』を前に、(株)アイシェアとサノフィ・アベンティス(株)が、日本臨床皮膚科医会の協力を得てストレスの多い現代人の肌(皮膚)の悩みと、その関係性について調査を実施。10代から60代の男女3,272名の回答を得ました。現在、肌(皮膚)の悩みが「ある」と答えたのは全体の31.0%。女性では49.7%と半数近くが、男性でも24.0%が悩みを抱えていました。具体的な悩みでは「乾燥肌」47.2%、「しみ・そばかす」37.5%、「ニキビ(舫瘡)」29.6%が上位となっています。このような悩みを持つ人のうち有職者は82.1%。その34.4%が現在仕事でストレスを「とても感じている」としており、54.6%が「少し感じている」と答えています。合計88.9%もの人がストレスを感じている『ストレス社会』であることが改めて示されました。具体的な仕事のストレスをすべて挙げてもらったところ、1位となったのは「将来的な保障に対する不安」43.5%で、以降「業務過多」43.4%、「報酬や評価に関する不満」35.1%と続いています。これら仕事のストレスで肌(皮膚)に悪い変化が現れた経験について34.3%が「ある」と回答。男性では25.7%でしたが、女性では47.9%と半数近くを占めています。その悪い変化には「ニキビが増加した」「アトピーが悪化した」「蕁麻疹ができた」など他者から見ても分かる変化が多数(自由回答)。仕事のストレスに加え、肌の悩みも増加する悪循環となってしまうようです。この悪い変化について何らかの対処を「した」人は変化経験者の55.1%。44.9%もの人が対処をしていない実態が明らかになりました。肌(皮膚)に悩みがある人のうち、現在プライベートでストレスを『感じている』としたのは「とても感じている」18.8%、「少し感じている」55.9%の合計74.6%。プライベートでの具体的なストレスでは「睡眠不足」41.0%、「体力不足」41.0%、「家族・親戚との関係(配偶者を除く)」39.2%が上位に。これらのストレスで肌(皮膚)に悪い変化が現れた経験者は全体の22.6%。男性では13.8%だったが、女性では32.8%とこちらも女性の比率が高くなりました。なお、プライベートでのストレスによる悪い変化で何らかの対処を「した」人は変化経験者の60.8%と若干ながら高比率になりました。

調査結果

【共通】現在、肌(皮膚)に関する悩みはありますか?(n=3,272)(択一)(単位:%)
【肌に悩みがある方 限定】現在、あなたが抱えている肌(皮膚)に関する悩みをすべて教えてください。(n=1,013)(複数)(上位5位まで)(単位:%)
【肌に悩みがある方 限定】現在、仕事に就いていますか?(n=1,013)(択一)(※有職=パート・アルバイトも含む)(単位:%)
【肌に悩みがある有職者 限定】現在、仕事でストレスを感じていますか?(n=821)(択一)(単位:%)
【肌に悩みがあり仕事でストレスを感じる方 限定】現在、仕事上でストレスを感じていることをすべて教えてください。(n=740)(複数)(上位5位まで)(単位:%)
【肌に悩みがあり仕事でストレスを感じる方 限定】仕事上のストレスで肌(皮膚)に“悪い”変化が現れた経験はありますか?(n=740)(択一)(単位:%)
≪良くない変化の例≫
・ニキビが増加した。
・これまで何ともなかったファンデーションで化粧品かぶれが起きた。など
【肌に悩みがあり仕事のストレスで肌の変化があった方 限定】仕事上のストレスで肌(皮膚)に起きた“悪い”変化に対して、何か対処はしましたか?(n=254)(択一)(単位:%)
≪対処の例≫
・ストレスでニキビが増加。あまりにひどいので病院に行き、アドバイス通りの生活をして薬の服用を続けたら治った。
・残業が続いていた時、今まで何ともなかったファンデーションで突然化粧品かぶれが起こった。しばらくファンデーションを付けないようにし、化粧水などでケアを行った。など
【肌に悩みがある方 限定】現在、プライベートでストレスを感じていますか?(n=1,013)(択一)(単位:%)
【肌に悩みがありプライベートでストレスを感じる方 限定】現在プライベートでストレスを感じていることをすべて教えてください。(n=756)(複数)(上位5位まで)(単位:%)
【肌に悩みがありプライベートでストレスを感じる方 限定】プライベートのストレスで肌(皮膚)に“悪い”変化が現れた経験はありますか?(n=756)(択一)(単位:%)
≪良くない変化の例≫
・ニキビが増加した。
・これまで何ともなかったファンデーションで化粧品かぶれが起きた。など
【肌に悩みがありプライベートのストレスで肌の変化があった方 限定】プライベートのストレスで肌(皮膚)に起きた“悪い”変化に対して、何か対処はしましたか?(n=171)(択一)(単位:%)
≪対処の例≫
・ストレスでニキビが増加。あまりにひどいので病院に行き、アドバイス通りの生活をして薬の服用を続けたら治った。
・睡眠不足が続き、吹き出物や肌の乾燥がひどくなった。このままでは良くないと思い、計画を立てて睡眠時間を作るようにした。など
調査実施先:(株)アイシェア/サノフィ・アベンティス(株)