JR東日本に関する調査

  • 調査期間
  • 2011/07/20~2011/07/26
  • 調査対象
  • 1都3県在住の20歳~59歳の男女で、職場が東京都23区内にあるビジネスパーソン 1,000人(男性522人、女性478人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

インターネット調査会社の(株)マーシュは、1都3県に在住する20歳から59歳の男女で、東京都23区内で働く人を対象に、JR東日本に関する調査を実施しました。はじめに普段利用している交通機関(鉄道・バス)を『仕事』と『仕事以外』で各々尋ねたところ、共に「電車(JR)」が最も多く、次いで「電車(東京メトロ)」、「電車(私鉄)」と続きました。仕事・仕事以外のいずれかでJR東日本を利用すると答えた人に利用頻度を尋ねました。「週5日以上」55.2%が最も多く、毎日のように利用している人が半数を超えています。次いで「週1~2日」19.8%、「それ以下の頻度」16.2%、「週3~4日」8.8%の順となりました。JR東日本を週1回以上利用すると答えた人に、普段利用している路線を回答してもらいました。「山手線」73.3%が圧倒的に多く、「京浜東北・根岸線」38.6%、「総武線(各駅)」34.4%、と続きました。さらに、1日に平均で何回くらい利用するか?尋ねました。最も多かったのは「2回以下」66.0%、次いで「3~4回」25.3%の順となりました。JR東日本の利用者(週1回未満も含む)に対し、首都圏のJR各線を利用していて改善して欲しい点や不満に思う点を尋ねたところ、7割が「よくある」24.8%または「たまにある」45.3%と回答、利用頻度が高いほど割合が高くなっており、『週5日以上』では77.4%と8割近くになりました。鉄道各線における『女性専用車』の運行について賛否を尋ねました。最も多かったのは「どちらでもない」28.9%。次いで「賛成」21.4%、「やや賛成」18.5%、「大いに賛成」18.1%となり、全体の58.0%が賛成という回答でした。「絶対に反対」2.6%、「反対」3.8%、「やや反対」6.7%と回答した人は全体の13.1%でした。男女別に比較してみると、「大いに賛成」「賛成」「やや賛成」のいずれかを回答した人は男性が50.2%で、女性が66.5%と、16.3ptの差がありました。「絶対に反対」「反対」「やや反対」のいずれかを回答した人の割合は、女性が4.4%であるのに対し、男性は21.1%と2割を超えました。

調査結果

あなたは普段、どの交通機関を利用されますか。“仕事”と“仕事以外”それぞれについてお答えください。(n=1,000)(複数選択可)(単位:%)
あなたは普段、JR東日本をどれくらいの頻度で利用しますか。(JR東日本利用者:n=850)(※通勤、レジャーなど用途は問わず)(1つ選択)(単位:%)
JR東日本で、普段あなたが利用している路線をすべてお選びください。(JR東日本を「週1回以上」利用している回答者:n=712)(複数選択可)(単位:%)
あなたは、首都圏のJR各線を平均で1日に何回くらい利用しますか。一度の乗り降りで1回(往復で2回)としてお考えください。(JR東日本を「週1回以上」利用している回答者:n=712)(1つ選択)(単位:%)
首都圏のJR各線を利用していて、改善して欲しい点や不満に思われる点はありますか。(「週1回未満」も含むJR東日本利用者:n=850)(1つ選択)(単位:%)
☆改善して欲しい点・不満に思う点を具体的に回答してもらったところ、人身事故や車両故障などによる「遅延」への不満の声が多数。利用者が多いだけに、ラッシュ時や混雑時の遅延は影響も大きく、その際のアナウンスや情報提示(各線の遅延情報、最新状況、復旧見込み等)が不十分だと感じている人が少なくないようです。
鉄道各線における“女性専用車”の運行について、あなたのお考えに最も近いものをお選びください。(1つ選択)(単位:%)
☆賛否の理由を具体的に回答してもらったところ、「痴漢防止」と「痴漢の冤罪防止」として効果がある、効果が期待できるという回答が最も多く、女性の回答には『安心』という言葉が目立ちました。男女が互いに相手の都合や事情に配慮している様子も窺えますが、「専用車があるのだから女性はそちらに乗って欲しい」という男性の意見もあれば、「専用車には賛成だが自分は利用しない・したくない」という女性の意見もあり、利用の仕方について、一部で戸惑いも垣間見えます。また、女性専用があるのだから『男性専用車』も作った方が良いという意見も挙がりました。
問合せ先  営業企画チーム  水城良祐
mail:mizuki@marsh-reserch.co.jp
調査実施先:(株)マーシュ