中途転職市場の動向調査(2011年)

  • 調査期間
  • 2011/09/01~2011/09/05
  • 調査対象
  • 1年以内に転職活動を始めようと考えている全国の25歳~35歳の正社員 400人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)が運営する、転職サイト『イーキャリア』は、1年以内に転職活動を始めようと考えている25歳から35歳の正社員に、中途転職に関する調査を行いました。最初に転職を検討している理由を尋ねたところ、「より高い収入」52.0%、「やりがいのある仕事に就きたい」44.8%、「よりストレスの少ない職場環境を求めている」38.3%の順となりました。次に、現在の年収を尋ねたところ、平均年収は「369万円」、転職後の希望の年収では、全体平均で「474万円」となり、現在の年収から平均で「105万円」のアップを望んでいることがわかりました。転職に対する意識について、どちらに近いか?を尋ねました。その結果、【A 必要に迫られて転職を検討】は22.5%、【B 特に必要に迫られているわけではない】は42.0%。【A できるだけ早く内定を得たい】は31.3%、【B じっくり時間をかけ、次の職場を探したい】は35.8%。【A 転職で収入を増やし、生活水準を上げたい】は54.8%、【B 収入・報酬のアップより仕事のやりがい】は19.5%。【A 転職先にはある程度長い期間勤務したい】は70.8%、【B 再度他に機会があれば、短期間のうちに転職する可能性もあると思う】は10.8%でした。転職に対する意識では、「転職で収入を増やし、生活水準を上げたい」や「転職先にはある程度長い期間勤務したい」との回答が高く、転職をして安定した生活を送りたいとの思いが窺えました。利用しているソーシャルメディアは?「mixi」46.5%、「Twitter」29.5%、「Facebook」23.5%、「LinkedIn」1.5%の順となりました。利用しているソーシャルメディアのうち、転職活動に活用しているものはあるか?尋ねたところ、Twitterを利用している人では、「転職情報の収集をしている」「採用担当者とコミュニケーションを取っている」同3.4%、Facebookを利用している人では、「転職情報の収集をしている」5.3%が最も多くなりましたが、TwitterやFacebookはまだあまり転職活動に活用されていないことがわかりました。ソーシャルメディアでの転職活動について、どのように考えているか?尋ねました。『あてはまる(「とてもあてはまる」と「ややあてはまる」の合計)』との回答で目立ったのは、『ソーシャルメディアで転職活動をすると、会社にバレないか不安に感じる』が24.8%、 『希望する企業の公式アカウントがあれば、自分からアプローチをしていきたい』が25.3%と、約4人に1人の割合でした。

調査結果

転職を検討している理由(n=400)(複数回答形式)(上位5位まで)(単位:%)
現在の年収/転職後の希望の年収(n=400)(単一回答形式)(単位:%)
現在の年収転職後の
希望の年収
200万円未満9.31.5
200~299万円18.57.5
300~399万円38.329.8
400~499万円22.528.8
500~599万円6.016.5
600~699万円3.87.5
700~799万円1.54.0
800~899万円01.8
900~999万円0.30.8
1,000万円以上0.02.0
転職に対する意識(単一回答形式)(単位:%)
【A】必要に迫られて転職を検討  【B】特に必要に迫られているわけではない
(単位:%)
【A】できるだけ早く内定を得たい  【B】じっくり時間をかけ、次の職場を探したい
(単位:%)
【A】転職で収入を増やし、生活水準を上げたい  【B】収入・報酬のアップより仕事のやりがい
(単位:%)
【A】転職先にはある程度長い期間勤務したい
【B】再度他に機会があれば、短期間のうちに転職する可能性もあると思う
利用しているソーシャルメディア(n=400)(複数回答形式)(単位:%)
転職活動への利用方法(複数回答形式)(単位:%)
Twitterユーザー
(n=118)
Facebookユーザー
(n=94)
転職情報の収集をしている3.45.3
採用担当者とコミュニケーションを取っている3.43.2
このメディアを利用して、採用担当者と会ったことがある0.81.1
この中にはない93.291.5
ソーシャルメディアでの転職活動に対する考え方(n=400)(単一回答形式)(単位:%)
調査実施先:ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)<「イーキャリア」調べ>