くらし直しに関する調査

  • 調査期間
  • 2011/09/05~2011/09/08
  • 調査対象
  • ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする関東一都六県(東京都,神奈川県,千葉県,埼玉県,群馬県,栃木県,茨城県)の20歳~59歳の男女 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

パルシステム生活協同組合連合会は、くらし直しに関する調査を実施しました。最初に3月11日の震災後、自分の身の回りの生活習慣や生活環境を見直したか?尋ねたところ、「見直した」68.7%、「見直していない」31.3%となりました。具体的に見直したことで最も多かったのは、「こまめに電気を消すようになった」70.1%。続いて、生活費において見直したものでは、「電気代」57.0%でした。暮らしや生活に対する意識について、【A】と【B】のどちらの考えに近いか?を尋ねました。【A】節電・節約の暮らしをしていきたい、【B】節電・節約の暮らしはしたくない、では、『【A】に近い』は79.5%、『【B】に近い』は10.4%となり、「節電・節約の暮らしをしていきたい」との意見が8割近くに上りました。男女別でみると、『【A】に近い』との回答は、男性で70.4%、女性で88.6%と18.2pt女性で高くなっており、男女間で意識の差があるようです。震災後、人とのつながりを感じたか?尋ねました。まず、『家族とのつながり』を『感じた(「とても感じた」と「やや感じた」の合計)』のは全体で80.2%、男性で72.4%、女性で88.0%となりました。また、『友達とのつながり』を『感じた』のは全体で72.2%、男性で62.8%、女性で81.6%となりました。震災前と比べた家族と連絡をとる頻度の変化について、『増えた(「とても増えた」と「やや増えた」の合計)』は36.6%となりました。未既婚別に『増えた』の割合を見ると、未婚者で30.2%、既婚者で42.1%と、自分の家庭を持っている人で11.9pt高くなりました。未婚者の中でも、家族と同居をしている人では『増えた』の割合は26.4%ですが、一人暮らしの人では38.1%と11.7pt高く、家族と離れて暮らしている未婚者の心情が見える結果となりました。震災後、今後の備えとしてとった行動を尋ねたところ、最も多かったのは、「緊急時の避難場所を決めた」26.9%でした。2011年8月26日に再生エネルギー特別措置法が成立し、来年7月1日から施行されることになりました。そこで、自宅に再生可能エネルギー発電設備(太陽光パネルなど)を導入したいと思うか?尋ねました。「すでに導入している」3.0%、「導入したい」13.6%、「買い取り価格が高ければ導入したい」21.5%、「導入したいと思わない」17.7%、「よくわからない」36.8%となりました。「買い取り価格が高ければ導入したい」では、男性で27.2%、女性で15.8%と男性の方が11.4pt高くなりました。また、「よくわからない」との回答は、男性で28.4%、女性で45.2%と女性において16.8pt高くなっています。

調査結果

3月11日の震災後、自分の身の回りの生活習慣や生活環境を見直したか(単一回答形式)(単位:%)
震災後、見直したこと(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで)(単位:%)
震災後、見直した生活費(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで)(単位:%)
暮らしや生活に対する意識(単一回答形式)(単位:%)
【A】節電・節約の暮らしをしていきたい
【B】節電・節約の暮らしはしたくない
震災後、人とのつながりを感じたか(単一回答形式)
<家族とのつながり>(単位:%)
<友達とのつながり>(単位:%)
震災前と比べての変化(単一回答形式)
<家族と連絡をとる頻度>(単位:%)
震災後、今後の備えとしてとった行動(n=1,000)(複数回答形式)(単位:%)
自宅に再生可能エネルギー発電設備(太陽光パネルなど)を導入したいか(単一回答形式)(単位:%)
調査実施先:パルシステム生活協同組合連合会