第2回 ビジネスパーソンのコミュニケーション感覚調査(1)

  • 調査期間
  • 2011/02/16~2011/02/18
  • 調査対象
  • 20代~50代の正規従業員・役員 337人(男性180人、女性157人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(学)産業能率大学は、20代から50代のビジネスパーソンを対象にコミュニケーションツールの活用状況や、ビジネスシーン、職場におけるコミュニケーションの意識などを尋ねた調査結果をまとめました。本学では2006年にITツールを中心にした調査を実施しましたが、環境変化が激しいことから、あらためて調査を実施しました。まず、モバイル機器の保有状況について尋ねたところ、「スマートフォン」は14.2%、「携帯電話(スマートフォン除く)」は90.2%、「ネットブック(ミニノート)」は9.5%、「ノートパソコン(ネットブック除く)」は20.5%、「タブレット端末」は4.2%でした。ソーシャルメディアと総称される主なネットサービスへの登録状況を尋ねました。最も多かったのは「ミクシイ」29.4%でした。続いて「ツィッター」19.0%、「ブログ」16.3%の順となっています。ソーシャルメディアを仕事において、コミュニケーションツールやマーケティングツールとして活用できると思うか?尋ねたところ、「既に活用している」が10.1%、「まだ活用していないが、サービスによっては活用できると思う」が43.0%、「活用できるとは思わない」が46.9%でした。「活用している」「活用できると思う」と回答した人に、どのような活用方法が考えられるか?尋ねたところ、「情報発信」60.9%が最多、これに「人脈づくり」51.4%、「社内の業務連絡」44.7%が続いています。積極的に活用している人や活用を考える人にとっては『インフラ』のようになりつつあるようです。実名登録を推奨するフェイスブックなどに、実名や連絡先などの個人情報を掲載することに抵抗があるか?尋ねたところ、72.1%が「抵抗がある」と回答、「抵抗がない」は27.9%に留まりました。「抵抗がある」と答えた人に、理由を尋ねたところ、「個人情報を悪用されそう」90.5%、「知り合いに見られたくない」51.9%、「自由な発言ができない」31.7%でした。また、どのような個人情報を公開することに抵抗があるか?尋ねました。『自分の顔写真』97.1%は一番抵抗があるようです。『自分の本名』93.0%、『勤務先の名称』91.8%なども「抵抗がある」が9割を超えています。仕事上のメールトラブルを尋ねたところ、「メールが相手に届いていないことによるトラブル」を経験したことがある人は22.3%、「bccとするべきメールアドレスをccで送信」5.6%はおよそ20人に1人、「社外秘の情報を謝ってメールで社外の人に送信」という大きなミスもおよそ100人に1人の割合(0.9%)で経験したことがあるとしています。

調査結果

モバイル機器の保有状況についておうかがいいたします。(SA)(単位:%)
以下のうち、あなたがアカウントを登録しているもの(公私を問わず)をすべてあげてください。(MA)(単位:%)
ソーシャルメディアは、あなたの仕事において、コミュニケーションツールやマーケティングツールとして、活用できると思いますか。(SA)(単位:%)
以下のうち、活用できると思う場面をすべてあげてください。(n=179)(MA)(単位:%)
実名登録が基本となっている“フェイスブック”など、こうしたサイトにリアルな個人情報を掲載することについて抵抗はありますか。(SA)(単位:%)
抵抗を感じる理由として、あてはまるものをすべて選んでください。(n=243)(MA)(単位:%)
どのような個人情報を公開することに抵抗がありますか。(n=243)(SA)(単位:%)
あなたは、仕事上のメールのやり取りに関して、以下のような失敗をした経験がありますか。あてはまるものをすべて選んでください。(MA)(単位:%)
調査実施先:学校法人 産業能率大学