2010年度 新入社員の会社生活調査(2)

  • 調査期間
  • 2011/03/28~2011/04/08
  • 調査対象
  • 実施先の産能マネジメントスクールが開催した“新入社員研修セミナー”の参加企業の新入社員のうち、129社440人(有効回答415人、男性307人、女性108人)
  • 調査方法
  • 自記式法

調査結果の概要

将来の進路としてどのような方向を望むか?という質問では、「管理職として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る」という『管理職志向』が48.1%。『専門職志向』の「役職には就かず、担当業務のエキスパートとして成果を上げる」42.8%を上回っています。 『独立志向』は不人気で7.0%に留まっています。転職から受けるイメージは、「キャリアアップ」が71.5%と、「挫折」28.5%を大きく上回っています。『出世』という言葉から浮かぶイメージを尋ねました。「努力・能力の証」25.9%が一番多く、次いで「責任の増大」24.0%、「社会的なステイタスの向上」19.8%が続きます。最終的に目標とする役職・地位では、「地位には関心がない」が32.6%。目標とする役職では「役員」22.7%が一番多く、「社長」も17.4%でした。今後、自分の給料はどうなっていくと思うか?との質問に、半数以上が「下がることはないと思うが確実に上昇するとは限らない」54.9%と回答しています。仕事と育児の両立において、企業が講じる施策として最も有効だと思うものを尋ねると、「育児休業制度の充実」が32.6%でトップ。「フレックス制の導入など勤務時間の融通」は24.6%、「十分な扶養手当の支給」は22.5%でした。また、「社員専用保育施設の設置」は回答割合が20.3%となっています。定年退職の妥当な年齢を尋ねました。「65歳」が46.7%と一番多く、次いで「60歳」29.3%、「定年なし(働きたければいつまでも)」19.1%が続きます。年功序列と成果主義のどちらを望むか?を尋ねたところ、「成果主義」が62.7%、「年功序列」が37.3%となりました。2009年度には成果主義と年功序列が拮抗していましたが、昨年度から今年度にかけて徐々に成果主義側にシフトしています。 また、終身雇用制度を望むかどうか?は、「望む」が74.5%で過去最高。 2009年度以降は3年連続で7割以上です。年度による増減はあるものの、終身雇用制度を望む傾向は続いています。

調査結果

将来の進路としてどのような方向を望みますか?(n=414)(単位:%)
転職から受けるイメージとしてより強く感じるのはどちらですか?(n=411)(単位:%)
“出世”という言葉から浮かぶイメージとして最も近いものはどれですか?(n=413)(単位:%)
あなたが最終的に目標とする役職・地位は?(n=414)(単位:%)
今後、自分の給料はどうなっていくと思いますか?(n=412)(単位:%)
少子化が進む原因の一つとして仕事と育児の両立の難しさが挙げられていますが、その解決のために企業が講じる施策として最も有効だと思うものはどれですか?(n=414)(単位:%)
定年退職の年齢は何歳くらいが適当だと思いますか?(n=413)(単位:%)
年齢や在籍年数に応じて昇進や待遇が決まる年功序列と業績に応じて決まる成果主義のどちらを望みますか?(n=410)(単位:%)
“終身雇用制度”を望みますか?(n=412)(単位:%)
調査実施先:学校法人 産業能率大学