2010年度 新入社員の会社生活調査(1)

  • 調査期間
  • 2011/03/28~2011/04/08
  • 調査対象
  • 実施先の産能マネジメントスクールが開催した“新入社員研修セミナー”の参加企業の新入社員のうち、129社440人(有効回答415人、男性307人、女性108人)
  • 調査方法
  • 自記式法

調査結果の概要

学校法人 産業能率大学は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2011年度 新入社員の会社生活調査」としてまとめました。その結果を見ると―。就職活動の感想を尋ねたところ、「かなり大変だった」が35.4%でした。「思ったより大変だった」が37.8%で、合わせて73.2%が『大変だった』と回答しています。就職活動の結果については、「大変満足」が49.3%、「やや満足」が42.3%で、合わせて91.6%が『満足』しています。就職先を選ぶ際に重視した項目では、「仕事内容」が74.2%でトップ。次に「業種」が65.8%で、この2項目が群を抜いています。「企業風土」が41.9%で続きました。昨年来、就職活動の内定時期などが取りざたされていますが、就職活動が学業に支障を与えましたか?との質問に、「あった」が48.6%。「なかった」が51.4%で僅かながら「なかった」が上回りましたが、半数近くが「支障があった」と感じている結果です。これから社会人として働くにあたっての意気込みや、将来のキャリアプランなどについて尋ねました。これらから働く意気込みは、「早く戦力になって会社に貢献したい」が56.6%で「地道にコツコツと働きたい」43.4%を上回りました。働くことに対して最も強く求めるものでは、「人間としての成長」41.7%が一番多く、これに「収入の確保」18.1%が続きます。将来のキャリアプランについては、「漠然とは考えている」が66.0%でした。「明確なキャリアプランを持っている」のは8.0%でした。最初の10年間をどのように過ごしたいか?との質問に、「できるだけ同じ職場にとどまり専門知識を深めたい」が最も高く46.0%でした。一方で「いろいろな職場を経験したい」というジョブ・ローテーションを希望する層が43.1%となっています。

調査結果

ご自身の就職活動を振り返って、どのように感じましたか?(n=415)(単位:%)
※「大変だった(「かなり大変だった」+「思ったより大変だった」)」の割合:73.2%
※「楽だった(「思ったより楽だった」+「かなり楽だった」)」の割合:26.8%
就職活動の結果に満足していますか?(n=414)(単位:%)
※「満足(「大変満足」+「やや満足」)」の割合:91.6%
※「不満(「やや不満」+「大変不満」)」の割合:8.4%
就職先を選ぶ際に重視した項目はどれですか?(必ず3つ選んでください)(n=415)(単位:%)
順位項 目
1仕事内容74.2
2業種65.8
3企業風土41.9
4所在地26.5
5キャリアアップできそう18.1
6福利厚生17.8
7給与水準15.2
8企業規模14.9
9知名度5.8
10経営者6.3
11研修制度4.1
その他8.4
就職活動が学業に支障を与えることはありましたか?(n=414)(単位:%)
これから働くうえで、意気込みとして今の気持に近いのは以下のどちらですか。(n=415)(単位:%)
あなたが“働く”ということに対して強く求めるものはどれですか?最も近いものを1つ選んでください。(n=415)(単位:%)
あなたは将来のキャリアプランについて考えていますか?(n=415)(単位:%)
勤め始めてから最初の10年間はどのように過ごしたいですか?(n=413)(単位:%)
調査実施先:学校法人 産業能率大学