父の日・現代の夫像に関する意識調査

調査結果の概要

今年の父の日は6月19日ともう間近。父親と言えば一家の大黒柱であり、妻にとっては『夫』という一生をともにするパートナーですが、妻から見た『現代の夫』はどのように映っているのでしょうか？被災地域を除く20代から40代の既婚者に調査を実施し、合計1,343人から回答を得ました。妻（女性）は夫のことを、夫（男性）は自身のことをどう評価しているか？尋ねたところ、現在の夫の収入について「とても満足」「どちらかというと満足」を合わせた『満足』の割合は、妻からの回答は60.0％と過半数に。夫自身による『満足』の割合43.7％と比較すると、妻からの評価の方が高い。また妻に対しての日常の接し方については、夫による「とても優しく接している」の回答は20.3％だったのに対し、妻の回答は「とても優しく接している」が37.1％と16.8ptも上回りました。夫の優しさや頑張りは、本人の思う以上にしっかりと妻に受け止められている様子です。では、夫として何点だと思うか？５段階評価で尋ねたところ、「５（100点満点）」とした夫は6.7％でしたが、妻では13.7％と倍以上。妻の回答で最も多かった評価は「４（70～90点台）」56.9％であるのに対し、夫で最も多かったのは「３（40～60点台）45.4％とここでも妻の夫に対する評価は高い。夫の外見についての評価でも同様の傾向が見られ、「５」と回答したのは夫で5.2％であるのに対し妻は9.7％。また妻で最多の評価は「４」は45.2％、それに対して夫は「３」で54.3％。ともに夫本人の方が評価は厳しく、逆に妻からの評価は高い傾向が顕著に現れています。自分の夫が『イケてる』と思うか？との問いに対し、『イケてる』と答えた妻は38.8％。夫自身の自己評価では28.7％と、ここでも妻による夫への『イケてる』という評価の高さが窺えます。 『イケてるダンナ』を具体的に定義した『イケダン』という言葉があります。『イケダン』とは『仕事をバリバリとこなしながらも家族を大切にする』『奥さんを手助けすることに躊躇しない』『外見もイケてる』『ファッションも手を抜かない』などの条件を備えた夫を指します。この『イケダン』に「憧れる」とした妻は実に44.9％と半数近く。夫では29.6％でした。この『イケダン』に「憧れる」人に対して、前述の『イケダン』条件のうち何が最も重要だと思うか？尋ねたところ、１位となったのは「仕事をバリバリとこなしながらも家族を大切にする」で、全体の57.0％。これに「奥さんを手助けすることに躊躇しない」32.0％が続きました。「外見もイケてる」7.8％、「ファッションも手を抜かない」3.2％はそれぞれ１割未満であり、やはり必ずしも『イケダン＝イケメン』ではなく、内面や行動こそがイケダンと評価されるポイントのようです。

調査結果