社会意識に関する世論調査(1)

  • 調査期間
  • 2011/01/20~2011/02/06
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女 10,000人(6,338人:有効回収率63.4%)
  • 調査方法
  • 個別面接聴取法

調査結果の概要

全国の20歳以上の男女を対象に、社会意識に関する世論調査を実施した。他の人と比べて、「国を愛する」という気持ちは強い方だと思うか、それとも弱い方だと思うか聞いたところ、『強い』とする者の割合が56.8%、『弱い』とする者の割合が6.4%、「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合が36.8%となっている。性別に見ると、『強い』とする者の割合は男性で、「どちらともいえない(わからない)」と答えた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。今後、国民の間に「国を愛する」という気持ちをもっと育てる必要があると思うか聞いたところ、「そう思う」と答えた者の割合が81.0%、「そうは思わない」と答えた者の割合が10.2%、「わからない」と答えた者の割合が8.9%となっている。性別に見ると、「そうは思わない」と答えた者の割合は男性で高くなっている。国民は、「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」という意見と「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」という意見があるが、このうちどちらの意見に近いか聞いたところ、「国や社会のことに~」と答えた者の割合が56.1%、「個人生活の充実を~」と答えた者の割合が32.5%となっている。性別に見ると、「国や社会のことに~」と答えた者の割合は男性で高くなっている。日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っているか、それとも、あまりそのようなことは考えていないか聞いたところ、「思っている」と答えた者の割合が66.0%、「あまり考えていない」と答えた者の割合が31.8%となっている。性別に見ると、「思っている」と答えた者の割合は男性で、「あまり考えていない」と答えた者の割合は女性でそれぞれ高くなっている。日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと「思っている」と答えた者に、その貢献内容を聞いたところ、最も割合が高かったのは、「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護、身の回りの世話、給食、保育など)」37.9%であった。現在の世相をひとことで言えばどのような表現があてはまると思うか聞いたところ、明るいイメージとしては、「平和である」55.1%を挙げた者の割合が最も高い。反対に、暗いイメージとしては、「無責任の風潮がつよい」44.7%を挙げた者の割合が最も高い。日本の国や国民について、誇りに思うことはどんなことか聞いたところ、「美しい自然」を挙げた者の割合が53.9%と最も高く、以下「すぐれた文化や芸術」47.5%、「長い歴史と伝統」47.1%、「治安のよさ」44.2%などの順となっている((2)に続く)。

調査結果

国を愛する気持ちの程度(単位:%)
※『強い(「非常に強い」+「どちらかといえば強い」)』とする者の割合
総数:56.8%男性:61.7%女性:52.6%
国を愛する気持ちを育てる必要性(単位:%)
(※)社会志向か個人志向か?(単位:%)
※国民は“国や社会のことにもっと目を向けるべき”か“個人の生活の充実をもっと重視すべき”か?
(※)社会への貢献意識(単位:%)
※日頃、“社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っている”か“あまりそのようなことは考えていない”か?
社会への貢献内容(社会の一員として、「何か社会のために役立ちたいと思っている」と答えた者に
:n=4,182)(複数回答)(上位5位)(単位:%)
現在の世相(明るいイメージ)(n=6,338)(複数回答)(上位5位)(単位:%)
現在の世相(暗いイメージ)(n=6,338)(複数回答)(上位5位)(単位:%)
日本の誇り(n=6,338)(複数回答)(上位5位)(単位:%)
調査実施先:内閣府