都民生活に関する世論調査『概要』(3) |
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調査結果の概要
((2)より続く)10年前と比較した東京都の取組の進展度について聞いたところ、『実感できる(計)』(「実感できる」「どちらかといえば実感できる」の合計)の割合で最も多かったのは【快適で利便性の高い都市を実現する】55.8%。一方、『実感できない(計)』(「実感できない」「どちらかといえば実感できない」の合計)の割合で最も多かったのは【誰もが安心して暮らせる、少子高齢社会の都市モデルを創造する】77.5%となっている。東京のライバルとなりうる世界の都市を聞いたところ、1番目では「上海」が24.7%で最も多く、次いで「北京」14.7%、「ソウル」14.2%、2番目では「ソウル」が13.6%で最も多く、次いで「上海」13.5%、「北京」12.9%などの順となっている。東京を代表する景観として、後世に伝えていきたいと思うものを聞いたところ、「浅草、向島などの下町情緒を残す街並み」の60.4%が最も多く、次いで「奥多摩や高尾山・小笠原諸島など自然美が融合した地域」56.1%、「豊かな水と緑をかかえ、江戸城の名残をとどめる皇居周辺の街並み」53.8%。東京の都市景観を守り育てるために、東京都に積極的に取り組んでほしい施策を聞いたところ、「歴史的建造物周辺の歴史的な街並みの保全」が50.5%で最も多く、次いで「歴史的建造物の維持・補修に要する経費の一部を助成」29.4%、「街並みと調和を図るため新築する建物の色を制限」29.1%などの順となっている。新しい広告媒体や広告について、ビジョン、電子看板の印象を聞いたところ、『良い(計)』(「良い」「どちらかといえば良い」の合計)53.7%、『悪い(計)』(「悪い」「どちらかといえば悪い」の合計)32.1%、「わからない」14.2%となっている。印象が『悪い(計)』と答えた人にその理由を聞いたところ、「街並みの景観が雑然とするから」が49.7%と最も多く、次いで「光が煩わしいから」48.5%、「色が派手だから」36.5%などの順となっている。広告物の禁止や制限の緩和にふさわしい目的を聞いたところ、「緑を増やすなど行政施策支援のため」が53.3%で最も多く、次いで「街灯や歩道の整備、維持管理を行うなど地域の住民、事業者が独自に行う質の高いまちづくりのため」48.4%、「歩道橋にエレベーターを設置するなど公共施設の整備、維持管理のため」46.1%などの順となっている。
調査結果
- ((2)より続く)
- 10年前と比較した東京都の取組の進展度(n=2,013)(単位:%)
- 東京のライバルとなりうる世界の都市(1番目、2番目)(n=2,013)(2MA)(単位:%)
1番目 2番目 上海 24.7 13.5 ソウル 14.2 13.6 北京 14.7 12.9 ニューヨーク 11.2 10.7 シンガポール 8.3 9.5 香港 4.4 8.2 シドニー 4.0 8.6 パリ 5.7 5.5 ロンドン 4.0 5.7 シカゴ 0.3 1.3 - 後世に伝えたい東京を代表する景観(n=2,013)(5MA)(※上位5位まで抜粋)(単位:%)
- 東京の都市景観を守り育てるための都の取組(n=2,013)(3MA)(※上位5位まで抜粋)(単位:%)