東北地方太平洋沖地震にともなう生活支援に関するチャリティー・アンケート(2)

  • 調査期間
  • 2011/03/16~2011/03/17
  • 調査対象
  • 全国のマクロミルモニタ会員 148,222人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((1)より続く)地震発生以降の親族・知人との安否確認の方法は、「携帯電話のメール」74.6%、「携帯電話の通話」68.6%、「固定電話の通話」41.8%の順となっており、携帯電話による通信比率が高くなっています。一方、約1割の人が「通信会社などが提供する伝言サービス」9.5%を利用して安否確認を行いました。あなた自身ができることがあれば協力をしたいかと思いますか?という質問に対しては、震災による被害を受けなかった地域にお住まいの方97,949人のうち70.5%が「ぜひ協力したい」と回答。「協力してもよい」28.3%と合わせると、98.8%もの人が協力態度を示しており、全国を通じて高い支援意向が窺えます。また現在協力していること、したいことでは「義援金・災害募金への協力」が82.5%、「不必要な買い占め・買いだめを控えること」74.5%、「節電への協力」73.9%も7割を超える回答となっています。

調査結果

((1)より続く)
地震の発生以降、親族・知人との安否確認はどのような方法で連絡を取りましたか。あてはまるものを全てお選びください。(震災を受け、現在も日常生活が困難な地域:n=3,140)(複数回答)(単位:%)
被災地にお住まいの方のためにあなたご自身ができることがあれば協力をしたいと思いますか。(震災は受けなかった地域:n=97,949)(単一回答)(単位:%)
被災地にお住まいの方のためにあなたが現在協力していること、また今後協力したいと考えているものを全てお知らせ下さい。(震災は受けなかった地域:n=97,949)(複数回答)(単位:%)
■被災地域の方から全国の方へのメッセージ
全国の方に対してのメッセージを募ったところ、多くのコメントが寄せられました。一部抜粋してご紹介します。(FA 抜粋)

【ガソリン・灯油などの燃料不足が深刻】
○ガソリン不足が深刻です。停電になると外部との連絡が全く取れません。カセットボンベや電池、懐中電灯、毛布ホッカイロ等、又すぐ食べられるものは常備していてください。水辺の人はとにかく高いところに避難。周りの協力が重要です。(男性20歳・宮城県・学生)
○原発から逃れたくても、ガソリンがなくて移動手段がなく逃げられない人がたくさんいます。どうか、陸送でも海上輸送でも構わないので、逃げる手段を提供してください。お願いします。(女性39歳・福島県・専業主婦)

【現地の生活状況】
○避難所生活をしている人たちの様子を実際に見てきた人の話ではその場所で支給されたおにぎりはおせんべい状態だったとか。水、食糧絶対的に不足!身内の死亡確認をしたくてもガソリンがなく被災地に行けない状態です。(女性55歳・岩手県・その他)
○自治体からの情報が全く入りません。停電している間はテレビ、ラジオ等からの情報も入りません。町内会の炊き出しには助かりましたが数日で打ち切りされ、会社からの支援品で生きています。市・区からの支援物資は一度も手にすることはありませんでした。ライフラインの復旧に関する情報も一切ありませんでした。個人で生きていくにはとても過酷な状況です。私はまだ勤務する会社からの支援がありましたが、会社へ所属してない方は生きていく術が無いと思います。自治体の素早い対応を希望します。(女性48歳・宮城県・会社員 事務系)

【その他】
○壊れかけてるキーボードで、白い息を吐きながら、この文章を打っています。外は、雪が積もっています。福島の原発の電気は、福島で使っていたのでは有りません。だからどうしろとは思いません。怒ってもいません。仕方無い事なんだと思います。でも、逃げたくても、新幹線も電車も動いていません。高速バスも乗れる人数に限りが有ります。ガソリンも有りません。道路も壊れています。移動するには、放射能が検出されている外をひたすら歩くか、自転車に乗る以外有りません。マスクも、有りません。遠くまではいけません。ここにいるしか有りません。東京の方が、『ここも危ないじゃない!逃げよう!』と言っているのを聞くと、気持ちは分かります。でも、切なくなります。すごい地震でせっかく助かったのに、東京でも危ないんだったら、ここにいる生きてる人達は、死ぬしかないんじゃない?って。その事を、分かって欲しいなと、思います。みんな怖さと戦いながら、一生懸命に、生きてます。昨日、救援物資を運ぶボランティアをして来ました。色んな所にいる、色んな人の温かい気持ちが伝わって来て、泣きそうになりました。ありがとう。(女性30歳・福島県・会社員 その他)
○仙台市に在住しています。宮城県の海沿い地域の壊滅状態は、筆舌に尽くせない悲惨なものです。当地域は、昨日やっと電気が付き、明るい夜を過ごせるようになりました。避難所にいる方々は、大変不自由な生活を余儀なくされています。特に、昨日からの真冬並みの寒波です。とにかく暖房が欲しいと言っていました。配給食も大変少ないようです。赤ちゃんを抱えた、ある若いお母さんが、ミルクがないので、自分の配給食を小さく砕き、赤ちゃんに食べさせているそうで、お母さんは5日間食事をとっていないと言っていました。救助に携わっている方も、必死で不眠不休の活動をしてもらっています。本当に有難いことです。頑張って、少しでも多くの方を救助して欲しいと思っています。何千人という行方不明の方がいるとのことです。小学生の幼い女の子が、母親の帰りを待って、1人被災地を眺めている映像は、耐え難いものがありました。悲しいです。1日も早い復興に向け、皆で助け合い頑張りましょう!最後に、皆さまの被災地に向けた温かい義援金等のご支援に心より感謝し、失礼致します。乱筆乱文お許しください。(男性62歳・宮城県・会社員 その他)
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調査実施先:株式会社マクロミル(マクロミル調べ)