AEDと救急医療に関する意識調査 |
|
|
調査結果の概要
ライフネット生命保険(株)は、全国の15歳から59歳の男女を対象に、AEDと救急医療に関する意識調査を実施しました。『AED』とは何か?単語のみ提示して尋ねたところ、全体では「知っている」は88.3%、「知らない」は11.7%となり、約9割の人に知られていることがわかりました。また、AEDの正しい使用方法を知っているか?尋ねたところ、全体では「知っている」30.2%、「なんとなく知っている」44.5%「知らない」25.3%という結果になりました。AEDの使い方を知っていると回答した人に、使用方法を知ったきっかけを尋ねたところ、回答者の属性により特徴が見られ、最も多く回答された認知経路を年代別に見ると、15~19歳では「学校で説明を受けた」62.5%。また、20歳以上の年齢層では「テレビ番組(ニュース、情報番組など)」が最多となり、20~29歳で24.7%、30~39歳で41.7%、40~49歳で35.9%、50~59歳で40.4%となりました。AEDの使い方を知らないと回答した人に、AEDの使い方を覚えることに興味があるか?を尋ねたところ、全体の約7割が『興味がある(「興味がある」20.6%+「やや興味がある」50.6%)』と回答しました。AEDを知っていると回答した人に、AEDが設置されている場所を具体的に何個くらい思いつくか?尋ねたところ、「1~2個」40.1%、「3~4個」24.6%となり、「5個以上」との回答も16.4%見られ、8割以上の人が、AEDの具体的な設置場所を思い浮かべられることがわかりました。実際にAEDや救急医療が必要な事態が起こった時、適切に対応できるかどうか?についての実態を見るために、目の前でいきなり倒れた人を見た場合、119番連絡をできると思うか?を尋ねたところ、全体の約7割の人が「あてはまる」69.1%と回答。次に、目の前でいきなり倒れた人を見た場合、119番連絡後に必要に応じてAEDを使いたいと思うか?を尋ねたところ、「あてはまる」との回答は全体の39.5%に留まりました。また、AEDの正しい使用方法の認知別で見ると、AEDの正しい使用方法を「知っている」層では「あてはまる」が65.2%なのに対して、「なんとなく知っている」層では30.1%、使用方法を「知らない」層では25.3%となっており、正しい使用方法を知ることが行動する自信につながるのかもしれません。実際にできると思う救命方法や応急手当を尋ねたところ、最も多かったのは「気道確保」62.3%でした。救急車の有料化の賛否を尋ねたところ、全体では『賛成(「賛成」8.6%+「どちらかといえば賛成」29.4%)』が38.0%、『反対(「反対」25.1%+「どちらかといえば反対」36.9%)』が62.0%という結果になりました。
調査結果
※AEDとは、Automated External Defibrillatorの略語で、心室細動を起こした心臓に電気ショックを与え、心臓の動きを正常なリズムに戻すための医療機器であり、最近では救命装置として広く設置され、一般の人でも使えるようになっています。 - “AED”が何か知っていますか(単一回答形式)(単位:%)
- AEDの正しい使用方法を知っていますか(単一回答形式)(単位:%)
- (単位:%)
全体
(n=747)15歳~19歳
(n=168)20歳~29歳
(n=154)30歳~39歳
(n=139)40歳~49歳
(n=145)50歳~59歳
(n=141)テレビ番組
(ニュース、情報番組など)29.5 8.9 24.7 41.7 35.9 40.4 救命処置の講演会・セミナー 19.5 11.9 22.7 18.7 24.1 21.3 学校で説明を受けた 19.5 62.5 22.7 1.4 2.1 0.7 会社で説明を受けた 8.3 0.0 4.5 12.9 13.8 12.1 AEDの講演会・セミナー 7.4 5.4 5.2 10.8 7.6 8.5 - AEDの使い方を覚えることに興味がありますか(AEDの使用方法を知らないと回答した人)(単一回答形式)(単位:%)
- AEDの設置場所を、具体的に何個くらい思いつきますか(AEDを知っていると回答した人)(単一回答形式)(単位:%)