節電に関する意識調査 |
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調査結果の概要
東日本大震災発生後、原子力発電所や火力発電所の停止による電力不足から行われている計画停電。供給可能な電力が不足していることから節電が呼び掛けられていますが、実際の実施状況はどうなのでしょうか?20代から40代のネットユーザー(被災地域を除く)を対象に調査を実施し、男女1,697人の回答を得ました。このうち、計画停電地域の在住者は25.0%、対象地域外の在住者は75.0%でした。3月14日の計画停電開始前から節電に気を使って生活していたか?尋ねたところ、「していた」と回答したのは全体の56.3%。「していない」は43.7%でした。実施率は20代で41.0%でしたが、30代では54.1%、40代では59.5%と上の年代ほど高くなっています。では、計画停電開始後はどうでしょうか?3月14日以降、節電を「している」としたのは全体の73.2%。男性では68.1%だったのに対し、女性では78.7%と10.6ptも高くなっています。こちらも年代が上がるほど実施率が高まり、20代では59.0%のところ、30代では70.6%、40代では76.8%にも上っています。また、自宅が計画停電地域外でも、節電を「している」人が67.2%いることが明らかとなりました。具体的な節電内容としては、「照明をこまめに消す」が80.8%でトップ。そのほか「暖房をなるべく使用しない」68.2%、「厚着をする」54.0%、「不要な電化製品のコンセントを抜く」47.5%、「電化製品をなるべく使用しない」45.5%、「照明をなるべく使用しない」41.7%という対策が上位に挙がっています。計画停電以降の節電実施率は女性の方が高かったですが、節電内容でもすべての項目が男性を上回っていました。
調査結果
- 3月14日の計画停電の開始以降、節電をしていますか?(n=1,697)(択一)
- 【計画停電の開始以降に節電をしている方 限定】3月14日の計画停電の開始以降、具体的にどのような節電を行っていますか?当てはまるものをすべて教えてください。(n=1,243)(複数) (%)
全体 男性 女性 20代 30代 40代 照明をこまめに消す 80.8 77.1 84.2 72.2 79.0 82.8 暖房をなるべく使用しない 68.2 65.6 70.6 75.0 70.7 65.7 厚着をする 54.0 46.5 60.8 58.3 52.6 55.0 不要な電化製品のコンセントを抜く 47.5 35.8 58.2 38.9 49.4 46.3 電化製品をなるべく使用しない 45.5 43.0 47.8 30.6 41.9 49.5 照明をなるべく使用しない 41.7 38.8 44.3 41.7 41.9 41.5 照明の照度を抑える 22.7 21.9 23.4 16.7 20.8 24.7 電化製品の画面の明るさを抑える
(テレビやPCモニタなど)20.8 20.4 21.2 13.9 21.5 20.7 電力を使用する際はピーク時を避ける
(午後6時から7時)19.7 13.5 25.4 36.1 23.1 15.8 電化製品のフィルタなどを掃除する 8.2 7.8 8.6 2.8 8.2 8.5 照明や電球を掃除する 3.8 3.7 3.8 2.8 3.6 4.0 その他 4.3 4.6 4.2 5.6 3.4 5.1