「交通安全」に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/09/02~2010/09/12
  • 調査対象
  • 全国の満20歳以上の男女個人 4,000人(有効回収数:1,314人)
  • 調査方法
  • 個別面接聴取法

調査結果の概要

世論調査、市場調査の専門機関である(社)中央調査社は、「交通安全」に関する調査を実施しました。主な調査結果は以下のとおりです。最近の交通事故の発生件数について、増えていると思うか?減っていると思うか?を聞いたところ、「増えていると思う」と「どちらかといえば増えていると思う」と答えた人をあわせた「増えている」と感じている人は、65.8%と3人に2人くらいの割合を占めています。交通事故にあうかもしれないと不安に思うことがあるかどうか?を聞いたところ、「かなりある」14.2%と「ときどきある」57.8%と答えた人をあわせた「不安がある(計)」は、72.0%でした。都市規模別でみると、20大都市では「不安がある(計)」は77.7%と8割近くに上っています。実際に交通事故にあったこと、またはあいそうになってヒヤリとしたことがあるかどうか?を聞いたところ、経験が「ある」と答えた人は67.0%と、ほぼ3人に2人の割合でした。男女別では、男性(73.1%)の方が女性(62.2%)より10pt以上高くなっています。交通事故にあったこと、またはあいそうになってヒヤリとしたことが「ある」と答えた人を対象に、そのときの状況について聞いたところ、「自動車に乗って(乗せてもらって)いるとき」が最も多く69.7%でした。都市規模別にみると、「自動車に乗って(乗せてもらって)いるとき」という人が、『郡・町村』では8割を超えるのに対し、『20大都市』では5割弱です。『20大都市』では、「自転車に乗って(乗せてもらって)いるとき」が45.6%と他の地域に比べて格段に高くなっています。交通事故にあったこと、またはあいそうになってヒヤリとしたことが「ある」と答えた人を対象に、そのときの相手が何であったか?を状況別に聞いたところ、いずれの状況においても、相手は「自動車」と答えた人が7割を超えています。『歩いて(走って)いるときは』、「自転車」「バイク」相手がそれぞれ36.4%、19.6%と、他の状況に比べて高くなっています。交通事故を防止するためにどのような対策が必要だと思うか?を聞いたところ、最も多かったのは「飲酒運転などの違反に対する罰則を強化する」52.1%でした。続いて、「信号の設置や歩道、ガードレールなどを整備する」45.8%、「『とまれ』や『横断歩道』など道路標識を見やすくする」45.3%、「警察による取締りを強化する」43.0%と、司法や行政への要望が上位を占めています。

調査結果

交通事故発生件数に対する意識(n=1,314)
交通事故遭遇への不安感(n=1,314)
交通事故遭遇への不安感―都市規模別
不安がある(計)不安はない(計)
総数72.027.5
[市郡規模別]
20大都市77.722.0
その他の市70.029.4
郡・町村69.929.5
(注)「不安がある(計)」「かなりある」「ときどきある」の合計
「不安はない(計)」「あまりない」「まったくない」の合計
交通事故遭遇・ヒヤリとした経験(n=1,314)
交通事故遭遇・ヒヤリとした経験(状況)-都市規模別(複数回答)
交通事故遭遇・ヒヤリとした経験(相手)-状況別(複数回答)
交通事故防止対策(n=1,314)
調査実施先:(社)中央調査社