マスクに関する消費者意識調査

  • 調査期間
  • 2010/12/27~2010/12/28
  • 調査対象
  • 全国の20代~50代の花粉症の男女 316人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

患者数が1,500万人ともいわれる『花粉症』は、まさに国民病ともいうべき状況になっています。今春の花粉飛散量は非常に多いという予想が出ており、「ウェザーニューズ」によると、全国平均で昨年の約5倍、特に関東エリア、関西エリアに至っては7倍から10倍の飛散量という予想が出ています。そこで(株)白元では、消費者のマスクに関する意識調査を実施しました。調査対象は全国に住む花粉症の20代から50代の男女316人です。まず、花粉対策への関心について尋ねたところ、『対策が必要』と答えた人は全体の半数を超えており、今年の花粉の飛散量予想に対し、危機感を感じていることがわかりました。花粉症で最も困っている症状を尋ねたところ、1位が「鼻水」42.5%、次いで「目のかゆみ」20.7%、「鼻づまり」16.1%となりました。この3つは花粉症の困る症状トップ3で、今春も花粉症の人々を悩ませそうです。『花粉対策』として何をしているか?尋ねたところ、72.2%の人が「マスクの着用」と答えました。次いで「市販の薬を使う」43.4%、「(鼻うがいを含む)うがいをする」41.5%となりました。一番多かったマスクは手軽に口・鼻からの花粉の侵入を防ぐ事ができる利便性が魅力であると推測できます。現在、自宅にマスクがどのくらい残っているか?を尋ねたところ、82.6%の人が自宅に『マスクを保有している」』ことがわかりました。逆に「全くない」と答えた人は17.4%と少なく、一昨年猛威を振るった新型インフルエンザが要因で、家庭内備蓄が定着していると言えます。マスクを買う時に重視することを尋ねたところ、トップが「価格の手頃さ」62.0%で、次に「呼吸のしやすさ」61.1%、「顔へのフィット感」56.6%で、その他「フィルター性能」39.9%なども重要視しています。デフレ傾向が続く今、低価格を追求しつつもフィット感やフィルター性能など、機能性もあわせて選んでいることが窺えます。花粉症の症状がある回答者のうち、マスク不使用者に対し、マスクを使用しない理由を尋ねたところ、「息苦しい」73.9%がトップで、次に「暑苦しい」22.7%、「かっこ悪い」15.9%という結果でした。1位の「息苦しい」は73.9%と圧倒的な結果でしたが、近年マスクの高機能化により密着度が上がったことで、反対にスキマがないことによって生じる息苦しさが、今後マスクのさらなる高機能化の課題と言えそうです。

調査結果

2011年度の花粉対策はどのくらい必要と思いますか?(n=316)(単一回答)
花粉症で最も困っている症状は何ですか?(n=316)(単一回答)
“花粉対策”として実施しているものは?(n=316)(複数回答)
現在、自宅にマスクがどのくらい残っていますか?(購入期間:2009年8月~2010年3月)(n=316)(単一回答)
マスクを購入する時の重視点は何ですか?(n=316)(複数回答)
マスクを使用しない理由は何ですか?(マスク未使用者:n=88)(複数回答)
調査実施先:(株)白元