理想の日本像に関する意識調査(1) |
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調査結果の概要
連合(日本労働組合総連合会)では15歳から59歳の男女を対象に、理想の日本像に関する意識調査を実施しました。まず、理想とする社会のイメージについて尋ねたところ、『あてはまる(「あてはまる」、「どちらかといえばあてはまる」の合計)』の値が最も高かったのは、「お互いに協力し合い、支え合う社会」86.3%、次いで「従業員が大切にされる社会」85.9%、「個人の力が発揮できる社会」85.1%と続きました。理想とする社会像が描かれたアニメや漫画を尋ねたところ、「サザエさん」12.3%が最も多く、次いで「ドラえもん」6.9%、「ONE PIECE(ワンピース)」3.6%、「サラリーマン金太郎」3.0%という結果となりました。自分の将来や現在の生活で『不安』を感じるか?尋ねたところ、9割強が「不安を感じることがある」93.0%と回答しました。不安を感じることがあると回答した人に、自身を不安にさせているものを尋ねました。「老後の生活」65.5%が最も多く、次いで「収入」59.7%、「生活費や家計のやりくり」54.5%と続きました。今の日本人が失いつつある日本人の美徳を尋ねところ、「礼儀正しい」61.7%が最も多く、次いで「心配りや気配りを大事にする」57.0%、「忍耐強さ」50.0%と続きました。また、日本人の美徳以外で今の日本人に必要なものを尋ねところ、「行動力」49.1%が最も多く、「柔軟な発想力」47.9%、「自己責任意識」47.7%と続きました。日本の将来は今より良くなっていると思うか?を1年後・3年後・5年後・10年後・30年後についてそれぞれ尋ねたところ、1年後に良くなっている(「非常に良くなっている」、「ある程度良くなっている」の合計、以下同様)と回答したのは8.5%と1割弱、3年後では17.7%と2割弱、5年後では32.6%と3割強、10年後では46.5%と4割半、30年後で51.6%と半数強という結果となりました((2)に続く)。