第16回 新成人意識調査(2)

  • 調査期間
  • 2010/11/26~2010/11/29
  • 調査対象
  • 2011年1月に成人式を迎える全国の独身男女(1990年4月2日~1991年4月1日生まれ)800人(男女各400人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((1)より続く)新卒就職内定率の厳しさが報道され、進路を不安視する今、2011年新成人は仕事についてどのように考えているのでしょうか?仕事観について質問した結果、1番多かったのは「仕事だけの人生は嫌だ」57.6%でした。そして、進路を不安視するように「経済不況に入り、職に就けるか不安だ」50.8%が2位となりました。最近の仕事観を象徴する「仕事場でも自分らしさを大切にしたい」47.9%は4位でした。あなたにとって仕事とは と尋ねたところ、一番多かったのは「お金を稼ぐこと」70.8%。これに「経済的な自立のため」56.9%、「責任を持つもの」47.5%が続きました。交際相手について尋ねました。全体の23.0%(男性16.3%、女性29.8%)が「現在交際相手がいる」と回答。続いて「現在交際相手がいる」と回答した新成人に、その相手との結婚意向を尋ねると、過半数の54.9%が「結婚したいと思っている」(男性52.3%、女性56.3%)と答えました。交際相手がいる新成人は、結婚まで続く恋愛をイメージしているようです。恋愛についての考えを尋ねたところ、65.9%が「恋愛は重要」、そして66.9%が「交際相手をつくるには積極的な活動が必要だ」と思ってはいましたが、「今の自分は異性との交際に積極的ではない」が67.9%と、低調な交際状況に自覚的でした。また、「交際相手には、追いかけるより追いかけられたい」46.3%、「交際相手を作るにはどうしたら良いかを教えてくれる人がいない」43.1%と、受身で引っ込み思案な『草食的』傾向も見られました。交際状況が芳しくない一因として、65.9%が「交際相手に束縛されたくない」と考え、自らのペースを乱したくない気持ちが強いことが窺えます。しかし、その反面、53.1%が「交際相手の浮気は許せない」と、相手のことを束縛する気持ちも強いようです。交際のきっかけ作りの場として手軽に利用されてきた合コンやパーティーですが、2011年新成人には既に受け入れられないイベントになってきているようです。64.0%が「積極的に参加したいとは思わない」と回答、「合コンをきっかけに交際が始まったことがある」と答えたのはわずか4.0%と、交際のきっかけとしては機能していませんでした。恋愛状況は冷え込んでいる新成人。結婚に関してその意向を尋ねると、81.1%が「結婚したい(早く+いずれは)」と回答。男女別に見ると、男性(78.3%)より女性(84.1%)のほうが「結婚したい」意向が高い結果となりました((3)に続く)。

調査結果

((1)より続く)
2011年新成人の仕事意識(800人)(複数回答)
あなたにとって仕事とは(800人)(複数回答)
交際相手の有無
現在の交際相手との結婚意向(「現在交際相手がいる」と回答した新成人)
恋愛についての意見(800人)
恋愛観<合コン>(800人)(単数回答)
2011年新成人の結婚意向
((3)に続く)
調査実施先:(株)オーネット