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スマートグリッドに関する生活者調査 |
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調査結果の概要
(株)博報堂では、全国の20代から60代男女を対象に、スマートグリッドに関する生活者調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。『スマートグリッド』という言葉について「意味まで知っている」6.3%、「聞いたことがある」30.1%と答えた人は全体の1/3強にあたる36.4%でまだまだ知らない人が多い言葉であることがわかりました。ただし、ビジネスマン層である男性の認知率は高く、30代男性46.8%、40代男性48.8%、50代男性48.0%と半数近くが「意味まで知っている」「聞いたことがある」と回答。特に40代男性は「意味まで知っている」が20.0%もいることがわかりました。スマートグリッドについて、その内容を説明した上で、魅力的かどうか?尋ねたところ、全体の8割近くの77.3%が「魅力的(魅力的+やや魅力的)」と回答。特に、スマートグリッドについて事前に「意味まで知っている」「聞いたことがある」といった層は、魅力度も高いことがわかりました。スマートグリッドについて世の中での関心が高まれば高まるほど、魅力度が上がるということが想定されます。スマートグリッドが実現するのはいつごろだと思うか?については、「1~2年後」0.5%、「3~5年ぐらい」11.5%、「6~9年後」10.1%、「10~14年後」28.1%など、全体の半数近くが、大体「15年以内」に実現するのではないかと想像していました。一方で、「20年以上」13.9%、「実現しない」6.5%と2割近くが近い将来での実現に懐疑的であることがわかりました。スマートグリッドが、現在最も進んでいる国はどこだと思うか?については「アメリカ」18.9%、「スウェーデン」16.2%、「ドイツ」14.9%の順となり、「日本」6.7%は5位でした。しかしながら、10年後に最も進んでいる国はどこか?については、「日本」22.1%、「アメリカ」14.7%、「スウェーデン」11.8%となり、「日本」がトップとなりました。現在は、欧米にリードされているものの、いずれ「日本」がトップになるのではないかという日本人の『期待』を感じます。また、日本がスマートグリッドでトップになるべきかどうか?についても、55.0%の人が「そう思う」23.3%、「ややそう思う」31.7%と答えています。今後、日本でスマートグリッドを進めていく上で、中心になっていく業界や企業については、「電力会社」72.7%が圧倒的にトップ。続いて、「製造業(電気)」34.2%、「情報通信業」30.6%となっています。スマートグリッド以外の『新エネルギー、創エネルギー関連の商品やサービス』についての現在の所有状況や今後の所有意向を尋ねたところ、現在所有で最も高いのは「LED照明」12.7%で今後の所有意向も55.1%と高い意向がありました。次いで所有意向が強いのは「太陽光発電」42.7%、「ハイブリッドカー」40.7%となり、現在すでに普及し始めているものに対しての『所有意向』が強い結果となりました。