インフルエンザ予防接種状況に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/11/12~2010/11/15
  • 調査対象
  • 20代~80代の実施先会員男女 1,182人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

日本最大級の病院検索サイト、医薬品検索サイト、医療情報サイトを運営する総合医療メディア会社の(株)QLife(キューライフ/本社:東京都世田谷区)は同社の会員に対して、インフルエンザの予防接種状況に関する調査を行い、1,182人の有効回答を得ました。インフルエンザの予防接種を毎年受けていますか?と尋ねたところ、「毎年受ける(直近3年間)」28.3%と回答した人は、全体の3割に満たず、男女別では女性の方がやや多く(女性29.5%、男性27.1%)、年代別では、70代(50.9%)と80代(66.7%)が多いことがわかりました。「受けなかった(直近3年間)」52.3%と回答した人は約半数を占め、予防接種を受ける習慣を持つ人は必ずしも多くないことがわかりました。続いて、今年は、インフルエンザの予防接種を受けますか?と尋ねました。予防接種を「もう受けた」21.4%と回答した人は、まだ2割程度でした(2010年11月15日現在)。「受けようと思っている」24.3%と回答した人を含めても半数に満たず、逆に「受けるつもりはない」33.3%と回答した人は、3割でした。年代別でみると、70代と80代が「もう受けた」(70代41.8%、80代50.0%)、「受けようと思っている」(70代30.9%、80代50.0%)傾向が高く、市区町村によっては、高齢者を対象に接種費用の助成を行っていることが影響しているのかもしれません。どんなきっかけでインフルエンザの予防接種を受ける決心をしますか?と尋ねたところ、「毎年接種時期を決めている」26.0%との回答が最も多く、次いで「医療機関から勧めがあったとき」13.5%が続きました。昨年、各地でワクチン不足が話題となり、半分パニック状態が報道された『新型インフルエンザ』。今はどう感じているのか?新型インフルエンザは、怖いと感じますか?と尋ねました。「昨年と同程度に怖い」60.3%と回答した人が6割で、「昨年よりも怖くない」31.0%と回答した人が3割。高齢になるほど、怖いと感じる率が高くなっています。

調査結果

インフルエンザの予防接種を毎年受けていますか?
今年は、インフルエンザの予防接種を受けますか?
どんなきっかけでインフルエンザの予防接種を受ける決心をしますか?
新型インフルエンザは、怖いと感じますか?
インフルエンザの予防接種を受ける/受けない理由
■「もう受けた・受けようと思っている」派の主張・事情
[40代・男性]下の子が5ヶ月で予防接種を受けることができないため、家族からの感染を防ぐ意味合いから、下の子以外の家族全員が予防接種を受けることにした。
[30代・女性]結婚した年から2年連続で夫婦で感染したので、その次の年からは必ず予防接種を受けるようにした。特に今は子供が小さいので感染が心配。
[40代・女性]予防接種から抗体があがりはじめるまでに2週間程かかるので、遅くとも11月初旬までに接種するのが妥当と考えたので。
[40代・女性]子供がいるので、うつしてもいけないし、私が倒れるとお弁当作ったり幼稚園の送迎に困るから、インフルエンザには出来る限りかかりたくないため、毎年予防接種を受けます。今年も受ける予定です。
[50代・女性]昨年まではフリーランスで通常は自宅で作業していたが、今年は不特定多数の人間が集まる場所に毎日出勤しているので予防しなくてはならないと思う意識が強い。
[30代・女性]職場で無料で受けられるし、万が一インフルエンザにかかっても軽く済むと思うので。
■「受けるつもりはない」派の主張・事情
[50代・男性]予防接種を受けてもインフルエンザに感染する可能性はなくならないのと、費用と手間を考えて。また、今まで予防接種を受けた事が無いので(受ける習慣がないので)。
[50代・女性]自分自身殆ど風邪等引くことがないので、必要を感じない。万が一罹っても、一人暮らしに付、迷惑をかける人もいないため。
[30代・女性]昔、インフルエンザの予防接種をすると、決まって発熱していたため。小学3年以来、インフルエンザにはかかっていないので、必要ないと思っている。
[40代・女性]アレルギー体質を理由に拒否してる。根本的に今年はやるものの対応をワクチンがしていると思えない。
[50代・男性]不況で収入が減って食っていくのがやっとなので。インフルエンザに罹らないように、お金の掛からない方法で予防します。
調査実施先:(株)QLife<http://www.qlife.co.jp/>