20歳代の女性300人を対象としたニキビに関するインターネット調査 |
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調査結果の概要
塩野義製薬(株)とガルデルマ(株)では、顔のニキビに悩む20歳代の女性を対象に標記のアンケート調査を実施しました。その結果によると、半数以上の人がニキビのできやすい原因として、「ストレス・疲れ」74.0%や「不規則な食生活」63.3%、「睡眠不足」53.3%といった生活習慣や「生理」58.7%が影響すると考える傾向が伺えました。一方、「乾燥」については28.7%と3割を下回る結果となりました。ニキビに悩む期間として最も回答が多かったのは、「10年以上」37.7%、次いで「5年~10年未満」21.0%でした。ニキビは皮膚の慢性疾患であり、ニキビに「5年以上」悩む患者さんが約6割を占める実態が明らかになりました。ニキビは顔面に現れ、痕が残るなど、患者さんのQOL(Quality of Life、生活の質)に大きな影響を及ぼす疾患です。顔の真ん中にできた1個のニキビは、あなたにとって体重が何キロ分増えるのと同じストレスを感じますか?という質問に対して、「2Kg~3Kg」が35.0%と最も多く、「10Kg以上」と回答した人も3.0%いました。しかし、長年ニキビに悩む一方で、ニキビ治療のための皮膚科受診経験は半数以下と少ない結果でした。ニキビができることでストレスを感じながらも、皮膚の疾患であるニキビの皮膚科受診について、「病院・医院に行ったことがない」と回答した人は62.0%と半数以上に上りました。また、皮膚科を受診したことがない人にその理由を尋ねたところ、「気になるがそのうち治ると思う」47.8%、「ニキビぐらいで病院に行くのは大げさだと思う」25.8%と『ニキビは病気』との認識が低い実態が明らかになりました。ニキビ治療のために、皮膚科を受診するタイミングについて尋ねたところ、「痛みがある・赤く腫れるなど症状がひどくなったら病院・医院に行く」38.7%、「自分で色々(ニキビ用化粧品や薬局・ドラッグストアで売っている薬など)を試して良くならなかったら病院・医院に行く」33.3%とニキビが重症化してから、皮膚科で治療を受ける患者さんの行動が浮き彫りになりました。