格安航空会社に関するアンケート調査

調査結果の概要

株式会社JTBはこの度、格安航空会社（LCC＝Low-Cost Carrier）に関するＷＥＢアンケートを実施し、調査結果をまとめました。まず、ＬＣＣについて知っていますか？と尋ねたところ「はい」56％「いいえ」18％「聞いたことはあるが詳しくは知らない」26％という結果でした。アジア最大の格安航空会社エアアジアの傘下にある「エアアジアＸ」が羽田空港からの新規就航を華々しく発表し、その様子がテレビや新聞等で報道されたことをきっかけに多くの人にＬＣＣの認知度が高まったと言えます。以前より、日本からジェットスターやエアプサンなどのＬＣＣは就航していたものの、ＬＣＣという言葉はほとんど浸透していませんでしたが、今では約８割以上の人はＬＣＣという言葉を知っていると言えそうです。ＬＣＣの利用経験を尋ねました。利用したことがある人は5％とまだ少数のようです。これらの人に実際に利用したＬＣＣの会社名を尋ねたところ、成田や関空から就航している「ジェットスター」が断トツで多い結果となりました。ジェットスターは、ケアンズやゴールドコーストの日本人に人気のビーチリゾートに日本から直行便で運行している唯一の航空会社で、パッケージツアーでも使われていることから利用者は多いと考えられます。航空会社を選ぶ基準を尋ねたところ、「料金」29％と答えた人が一番多い結果となりました。「料金」重視の人には、今後ＬＣＣ参入が活発化する動きは朗報と言えそうです。次に、「発着時間」21％が続き、航空会社選択の大きな要素になっているようです。今後のＬＣＣの利用意向を見ると、約４割（39％）とまだ少ないようです。日本から就航しているＬＣＣは少なく、利用者の声などまだ情報が少ないことが考えられます。ＬＣＣの利用意向の低い人に対して、どんな条件であれば利用してみたいと思いますか？と尋ねました。「料金が安い」26％に続き、「フライト時間が短時間」16％であれば、ＬＣＣの利用を検討すると結果が出ました。ＬＣＣの利用意向の高い人に対して、ＬＣＣ利用で安く浮いたお金を何に回したいですか？と尋ねました。「旅行回数を増やす」32％と回答した人が一番多い結果となりました。

調査結果