一人暮らしの実状と部屋探しについてアンケート調査『学生』

調査結果の概要

不動産総合情報サービスのアットホーム(株)では、このたび、首都圏で一人暮らしをしている18歳から29歳の学生・社会人を対象に標記のアンケートを実施しました。最初に、学生の調査回答結果を見ると･･･。現在の家賃は全体では「５万円台」24.5％が最多で、平均「5.91万円」。これを男女別で見ると、平均家賃は女子が「6.19万円」、男子が「5.64万円」となっており、女子の方が賃料の高い部屋に住んでいることがわかります。建物タイプは全体では６割が「賃貸アパート」60.5％、男女別で見ると、女子は男子より「賃貸マンション」の割合が高くなっています（女子43.5％、男子34.5％）。現在の間取りタイプトップは「１Ｋ」55.0％で全体の過半数を占めています（男子53.0％、女子57.0％）。次いで「ワンルーム」25.8％が４分の１強となっており、８割以上が「１Ｋ」または「ワンルーム」に住んでいることがわかりました。また、女子の方が「１Ｋ」の割合が高く、男子より多少広めの部屋を選んでいます。現在の住まいを探した際に重視したことのトップは「家賃」89.8％、以下「間取り・広さ」73.3％、「設備」58.3％と続きました。男女別で見ると、女子は「設備」65.0％が６割、また「階数」54.5％が５割を超え、「部屋の内装」44.5％、「日当たり・通風が良い」44.0％、「セキュリティ」40.5％も４割以上となるなど回答率が高く、住まいへのこだわりが強いようです。今後住まいを探すとしたら重視することでは、現在の住まいを探した時より重視度が大幅に上昇した項目が目立ち、最も上昇したのは、「日当たり・通風が良い」で、男子が現状より15.0pt増の47.5％、女子は同11.5pt増の55.5％となりました。現在の住まいを探した際に重視した『設備』トップ３は、「独立したバス・トイレ」60.3％、「エアコン」60.0％、「フローリング」36.5％でした。また、男女別に見ると、ほとんどの設備で女子の方が回答率が高くなっていることがわかります。今後住まいを探すとしたら重視する『設備』の回答を見ると、（現在の住まい探しで８位だった）「防音（遮音）」37.5％が３位に躍進、また「収納スペース(幅180㎝程度)」が20.3％から36.5％と、16.2ptも増加するなど、一人暮らしをしてみて気付いた本当に必要な設備が浮び上がった格好です。現在の住まいを探した際に『環境（立地）』面で最も重視したのは「学校から近い」77.5％、以下「最寄り駅から近い」56.5％、「スーパーマーケットが近い」35.8％と続きました。男女別に見ると、女子は「最寄り駅から近い」を選んだ人が63.5％と男子を14.0ptも上回り、『駅近』という利便性を重視したことがわかります。今後の住まい探しでは、「最寄り駅から近い」69.3％の回答が大幅にアップ、特に男子は15.0ptも上昇、今の暮らしの不便さから『次は「駅近」がいい！』と考えている人も多いようです。また「スーパーが近い」「治安が良い」「コンビニが近い」の回答率が男女ともに大幅に上がっています。

調査結果