動物愛護に関する世論調査

  • 調査期間
  • 2010/09/02~2010/09/12
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女 3,000人(1,939人:有効回収率64.6%)
  • 調査方法
  • 個別面接聴取法

調査結果の概要

動物愛護に関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とするため、内閣府では、『動物愛護に関する世論調査』を実施した。ペットを飼うのが好きなほうか聞いたところ、「好き」とする者の割合が72.5%(「大好き」23.4%+「好きなほう」49.1%)、「嫌い」とする者の割合が25.1%(「嫌いなほう」21.8%+「大嫌い」3.3%)となっている。家庭で犬や猫など、ペットを飼っているかどうか聞いたところ、「飼っている」と答えた者の割合が34.3%、「飼っていない」と答えた者の割合が65.7%。性別に見ると、大きな差異は見られない。ペットを「飼っている」と答えた者に、どんな動物か聞いたところ、「犬」を挙げた者の割合が58.6%と最も高く、以下「猫」30.9%、「魚類」19.4%の順となっている。ペットを「飼っていない」と答えた者に、ペットを飼わない理由を聞いたところ、「十分に世話ができないから」を挙げた者の割合が46.2%と最も高い。ペットとして動物を飼うことについて、よいと思うことを聞いたところ、「生活に潤いや安らぎが生まれる」を挙げた者の割合が61.4%と最も高い。他人がペットを飼うことについて、どのようなことに迷惑を感じるか聞いたところ、「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」を挙げた者の割合が55.9%と最も高い。一般的に飼っている犬や猫が、いろいろな事情で飼えなくなった場合、どうするのがよいと思うか聞いたところ、「新たな飼い主をさがす」を挙げた者の割合が65.9%と最も高い。全国の自治体において、年間に犬が約11万頭、猫が約20万頭引き取られており、引き取られた犬や猫の約9割は、新たな引取り手が出てこないなどの理由からなるべく苦痛を与えないように殺処分されているが、犬や猫の殺処分についてどう思うか聞いたところ、「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合が55.8%、「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合が29.3%。性別に見ると、「殺処分を行う必要がある」と答えた者の割合は男性で、「殺処分を行う必要はない」と答えた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。一般的に飼っている犬や猫が死んでしまった場合、死体の処理をペット葬祭業者に依頼しようと思うか聞いたところ、「思う」と答えた者の割合が62.2%、「思わない」と答えた者の割合が32.1%。性別に見ると、「思う」と答えた者の割合は女性で、「思わない」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。

調査結果

ペット飼育の好き嫌い
「好き(「大好き」と「好きなほう」の小計)」
総数:72.5%男性:73.8%女性:71.4%
「嫌い(「嫌いなほう」と「大嫌い」の小計)」
総数:25.1%男性:23.4%女性:26.5%
ペット飼育の有無
(ペットを「飼っている」と答えた者に)飼育しているペットの種類(今回調査:n=666)(複数回答)(上位5位まで)
(ペットを「飼っていない」と答えた者に)ペットを飼わない理由(今回調査:n=1,273)(複数回答)(上位5位まで)
ペット飼育がよい理由(今回調査:n=1,939)(複数回答)(上位5位まで)
ペット飼育による迷惑(今回調査:n=1,939)(複数回答)(上位5位まで)
飼えなくなったペットの処置(総数:n=1,939)(複数回答)
ペットの安楽死処分
ペットの死体の処分方法について
<一般的に飼っている犬や猫が死んでしまった場合、死体の処理をペット葬祭業者に依頼しようと思うか>
調査実施先:内閣府