かぜ薬購入時のビジネスパーソンと薬剤師のコミュニケーション実態調査

  • 調査期間
  • 2010/09/28~2010/09/30
  • 調査対象
  • 全国の20歳~39歳のビジネスパーソン 620人(男女各世代155人)及び薬剤師 103人(男性55人、女性48人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

グラクソ・スミスクライン(株)のコンタック総合研究所は、本格的なかぜシーズンに向け、薬局やドラッグストアなどでかぜ薬を購入するビジネスパーソンと、購入時に接する薬剤師との店頭コミュニケーションの実態を調査しました。その結果、85.1%のビジネスパーソンが、軽いかぜであれば病院に行かず市販のかぜ薬で治す『セルフメディケーション(「治したいと思うし市販のかぜ薬をよく購入する」56.9%+「治したいと思うし市販のかぜ薬をときどき購入する」28.2%)』を実行していることがわかりました。薬局やドラッグストアでのかぜ薬の購入方法は、「薬剤師に相談して購入する」割合は27.1%に留まり、「自己判断で薬を購入している」人が72.9%と大きく上回りました。自己判断でかぜ薬を購入する女性は66.4%に対し、男性は79.8%で、特に男性は自己判断の傾向が強いようです。かぜ薬を購入する際、薬剤師に相談しない理由を尋ねたところ、最も多かったのは「薬剤師に話かけるのが苦手」45.5%でした。一方、薬剤師に相談してかぜ薬を購入する理由で最も多いのは「症状に適した薬がわからない」67.8%、「商品の違いがわからない」60.8%など、自己判断で薬を選ぶことに戸惑いを感じていることがわかりました。また、薬剤師に相談してかぜ薬を購入したビジネスパーソンは、「次回も必ず相談したい」26.6%、「どちらかというとまた相談したい」71.3%と回答しており、97.9%が今後も薬剤師に相談することに対して前向きであることから、薬剤師の対応に対する満足度の高さが窺えます。ビジネスパーソンがかぜ薬を購入する際に重視する特徴は「効き目が早いもの」60.2%が最も多く、次いで「価格」50.9%、「眠くならない」37.7%と続きました。薬剤師に尋ねました。お客様から、もっと相談されたいと思いますか?と尋ねました。10.7%の薬剤師が「もっと相談されたい」、42.7%が「どちらかというともっと相談されたい」と回答しており、半数以上(53.4%)の薬剤師が今よりもお客様から相談を受けることに意欲を示していることがわかりました。もっと相談されるために必要なこととして最も多くあがったのが「商品知識を深める」65.0%、次いで「コミュニケーション力を高める」63.1%となりました。薬剤師がビジネスパーソンにかぜ薬を販売する際、重要視する要素を尋ねたところ、「症状に適している」86.4%が最も多く、次いで「相談者が使用している薬との飲み合わせ」57.3%、「眠くならない」51.5%となりました。

調査結果

軽いかぜの場合、病院に行かず市販のかぜ薬で治そうとおもいますか?(n=620)(単一回答)
どのように薬局やドラッグストアでかぜ薬を購入しますか?(n=528)(単一回答)
かぜ薬を購入する際、薬剤師に相談しない理由は何ですか?(n=385)(複数回答)
どのような理由で薬剤師に相談しましたか?(n=143)(複数回答)
また、薬剤師に相談したいですか?(n=143)(単数回答)
薬局やドラッグストアで市販薬のかぜ薬を購入する際、なにを重要視しますか?(n=528)(複数回答)
お客様から、もっと相談されたいと思いますか?(n=103)(単一回答)
どのようにしたら、よりお客様が薬剤師に相談しやすくなると思いますか?(n=103)(複数回答)
20代から30代のビジネスパーソンにかぜ薬を販売する際、重要視する要素は何ですか?(n=103)(複数回答)
調査実施先:グラクソ・スミスクライン(株)