改正貸金業法についての調査 |
|
|
調査結果の概要
ネットエイジア(株)では、改正貸金業法についての調査を実施しました。まず初めに、銀行や信託銀行、消費者金融会社、クレジットカード会社や信販会社などから、個人向けローンの借入(キャッシング)を行ったことがあるか?尋ねたところ、18.7%が「現在借入を行っている」、22.5%が「過去に借入を行ったことがある(完済済み)」と回答、合わせて41.2%が借入経験がありました。性別で比較すると、女性(32.6%)よりも男性(49.8%)の方が『借入経験あり(計)』と答えた割合が高い結果となりました。続いて、「現在借入を行っている」と答えた人に、借入総額が年収の3分の1を超えているか?尋ねたところ、28.9%が「3分の1を超えている」と回答しました(男性27.0%、女性31.8%)。改正貸金業法が2010年6月18日に完全施行されたことを知っていたか?尋ねたところ、53.2%が「知っていた」、27.8%が「なんとなく知っていた」と回答、合わせて80.9%が認知していました。性別で比較すると男性(86.5%)の方が女性(75.3%)よりも認知している割合が高い結果となりました。続いて、改正貸金業法が完全施行されたことを認知していた人に、改正貸金業法の内容で知っていたものを尋ねました。最も多かったのは「借入総額が年収の3分の1以下に制限される総量規制」91.3%でした。重ねて、改正貸金業法の完全施行を知った情報の入手元を尋ねたところ、最も多かったのは「テレビのニュース」71.9%でした。借入総額が年収の3分の1以下に制限される総量規制について、どのように感じているか?尋ねました。「非常に困る」が3.4%、「やや困る」が5.4%で、合わせて8.8%が『困る(計)』と回答。一方で、「あまり困らない」が18.1%、「まったく困らない」が52.1%で、『困らない(計)』と回答した割合が70.1%に上り、『困る(計)』を大きく上回りました。改正貸金業法の完全施行の影響として、社会問題化する可能性が高いと思うものを挙げてもらいました。最も多かったのは「借りられなくなった人が『ヤミ金』に流れたりする状況が多くなる」81.1%でした。最後に、今年の12月にクレジット情報の調査を義務付けることなどを含めた『改正割賦販売法』が完全施行されることを知っていたか?尋ねました。「知っていた」が11.7%、「なんとなく知っていた」が24.8%で、36.4%の回答者が認知しているという結果になりました。性別で比較すると、女性(30.7%)よりも男性(42.1%)の方が高い結果となりました。