シニアの買い物意識とメディア接触に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/08/06~2010/08/11
  • 調査対象
  • 全国に居住する夫婦2人暮らしのシニア(50歳~79歳) 600人(男女各300人、各世代200人)
  • 調査方法
  • FAX調査

調査結果の概要

(株)日本能率協会総合研究所は、全国に居住する夫婦2人暮らしのシニア(50歳から79歳)600人を対象として、シニアの買い物意識とメディア接触に関する調査を実施しました。調査の結果、下記のような実態が明らかになりましたのでお知らせします。買い物意識22項目の回答傾向に基づいてシニアを、(1)ニュートラルタイプ、(2)新しいもの好きタイプ、(3)オススメ重視タイプ、(4)無関心タイプ、(5)堅実タイプの5タイプに分類しました。各タイプの全体に占める構成比をみると、「オススメ重視タイプ」が最も多く25.7%、以下「ニュートラルタイプ」25.0%、「無関心タイプ」22.0%、「新しいもの好きタイプ」15.3%、「堅実タイプ」12.0%の順となりました。新商品を初めて購入するきっかけについて尋ねたところ、「実際に店頭で商品を見たり触ったりすること」が最も多く85.2%、次いで「店頭販売員の説明を聞くこと」58.2%、「新聞広告」47.0%の順でした。1日で最も長く接触するメディアを尋ねました。「テレビ」67.7%が1位となり、接触時間は「190分」でした。1日で最も長く接触するメディアとして「テレビ」を挙げた回答者に対して、テレビに次いで長く接触するメディアを測定したところ、「新聞」40.6%と「インターネット」33.5%に分かれました。

調査結果

シニアに対して買い物意識22項目に回答を求めた(22項目から一部抜粋)。この回答傾向が類似している回答者をグルーピングし(クラスター分析)、シニアを5タイプに分類した。
(1)ニュートラルタイプ
(2)新しいもの好きタイプ:新商品が発売されると価格にこだわらず積極購入。
(3)オススメ重視タイプ:まわりの人のオススメ商品を積極購入。
(4)無関心タイプ:いつも買うものが決まっており、新商品には消極的。
(5)堅実タイプ:品質、価格に厳しい。
シニアの買い物意識(『あてはまる計』(「あてはまる」と「ややあてはまる」)の選択割合の合計値)(n=600)
買い物意識タイプ構成比率(n=600)
新商品を初めて購入するきっかけ(n=600)(上位10位まで抜粋)
1日あたりの平均メディア接触時間(n=600)
順位メディアとの接触接触時間(分)
1テレビ番組・テレビCMを見る190分
2パソコンでインターネットやメールを見る64分
3新聞記事・新聞広告を見る42分
4ラジオ番組・ラジオ広告を聞く40分
5雑誌記事・雑誌広告を見る12分
6新聞に折り込まれたチラシを見る10分
通販カタログを見る
8携帯電話でインターネットやメールを見る9分
接触時間が1位のメディア(n=600)
接触時間がテレビに次いで2位のメディア(n=406:接触時間1位のメディアを「テレビ」とした回答者のみ集計)
調査実施先:(株)日本能率協会総合研究所