第15回 現代人の空気感調査(空気に対する意識変化の調査) |
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調査結果の概要
ダイキン工業(株)は、全国の20代から60代の男女を対象に『空気に対する意識変化』をテーマにしたアンケートを実施しました。まず、『空気』は私たちの健康と関係があると思うか?尋ねたところ、「とてもある」62.1%と「まあある」30.0%を合わせて、92.1%もの人が、関係があると回答。また、『きれいな空気』が、具体的にどのような効果・影響を与えるか?尋ねたところ、「健康を促進する」28.5%という回答が最も多く、続いて、「病気を予防する」16.1%、「気管支・肺によい」15.7%と、身体面での『健康』に与える効果・影響が上位3位を占める結果となりました。『空気』がいつも以上に気になる時を尋ねたところ、「風邪・インフルエンザのシーズン」18.1%、「近くに喫煙者がいる時」15.7%、「交通量の多い道路を通る時」14.8%、「花粉シーズン」9.6%という結果になり、いずれも、身の回りの『空気』の変化によって、健康が脅かされるという危機感を感じる時、健康を守るために『空気』を意識する傾向があると考えられます。具体的にどのようなことが心配か?尋ねたところ、1位「地球温暖化」29.1%、2位「大気汚染」24.1%、4位「オゾン層の破壊」11.2%と、地球規模での環境破壊に対する心配が多く見受けられました。『空気』に対してコストを意識する人がどの程度いるのか?2002年、2007年の結果と比較しました。コスト意識が『ある(「よくある」と「時々ある」の合計)』と回答した人は、2002年では19.4%、2007年では27.9%、2010年では29.0%と、年々増加していることがわかりました。『おいしい・快適な空気』を1か月得るために出してもよいと思う金額を尋ねたところ、「1~1,000円未満」40.4%が最も多く、次いで「0円(必要ない)」27.9%となっています。コスト意識は感じるものの、できれば「お金はかけたくない」と思う人が高い割合を占めていることがわかりました。『おいしい・快適な空気』を得るために、具体的にどのようなことにお金をかけたか?(かけたいか?)尋ねたところ、1位「空気清浄機」48.7%、2位「緑の多い場所・森林浴」40.9%という結果になりました。空気清浄機の所有状況を見ると、4割以上の人が「所有している」42.4%ことがわかりました。国内で、心地よい空気が流れている場所を尋ねたところ、「屋久島」33.0%が1位に選ばれました。海外では、「アルプス」が59.5%と圧倒的な回答数でした。