登山に関するアンケート調査

  • 調査期間
  • 2010/07/01~2010/07/08
  • 調査対象
  • Web利用の男女 9,647人(男性5,577人、女性3,501人、不詳569人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

日本には多くの山があり、四季によってさまざまな表情を見せる山にはたくさんの魅力があります。最近では、おしゃれなファッションで登山を楽しむ『山ガール』という言葉も耳にするように、若い女性の間でも登山ブームが広がっているようです。そこで、株式会社JTBでは今回、登山への関心について調査しました。まず、過去5年以内に登山をしたことがありますか?と尋ねたところ、約5人に1人(21%)が「はい(ある)」と回答。「はい(ある)」と回答した人にさらに、登山した季節を尋ねました。約半数が「夏」48%と回答しており、夏に登山を楽しむ人が多いという結果となりました。一緒に登った相手は、「夫婦」27%や「家族」20%が全体の約半数を占める結果になりました。計画が立てやすく、すぐに実行に移しやすいことが理由として考えられます。どのくらいの期間で行きましたか?と尋ねると、「日帰り」56%が圧倒的に多く、本格的な装備が必要な登山を楽しむというより、初心者でも気軽に楽しめる山に登山する人が多いと考えられます。印象的な山・好きな山を挙げてもらったところ、日本の象徴「富士山」が1位となりました。『一生に1回は日本一の山に登ってみたかった』(30代女性)などの声が目立ちました。2位は、ミシュランガイドの三つ星観光地に選ばれた「高尾山」。都心からのアクセスの良さと、日帰りで登山できる気軽さが女性登山者を中心に人気を集めています。また、ミシュラン三ツ星獲得以降、足湯を楽しめる施設や、レストランなど高尾山周辺には新しい施設がオープンしています。登山をする目的を尋ねると、半数以上の人が「花や植物などの自然を楽しむ」27%、「四季折々の景色を楽しむ」25%ために登山をすると答えています。また、「健康のため」19%、「ストレス解消」14%と、自身の身体のことを考えて登山をする人も多く、大自然の中で体を動かすことが登山の醍醐味と言えそうです。また、登山以外の楽しみでは半数近くの人が、登山の前後に「温泉」45%に入ることを楽しみにしているという結果が出ました。富士山麓には富士河口湖温泉卿、立山付近には宇奈月温泉や大町温泉など山の近くには名湯が存在します。山と温泉は密接な関係にあり、登山の後にゆっくり温泉に浸かって疲れを取る人が多いと考えられます。最初の設問に、過去5年以内に登山をしたことが「ない」と回答した人に、その理由を尋ねました。すると、登山には事前の下調べや準備が必要になるため、「機会がない」35%と登山へ行こうと思わないことがわかります。また、「体力的に自信がない」27%と回答している人も4人に1人の割合でした。過去5年以内に登山をしなかった人の、今後の登山への意向は50%ずつになりました。

調査結果

過去5年以内に登山をしたことがありますか?
(上記設問で「はい」と答えた人に)登山をした季節はいつでしたか?
(同上)誰と一緒に登りましたか?
(同上)どのくらいの期間で行きましたか?
どこの山が印象的でしたか?3つ以上ある方は、好きな山上位3つお答え下さい。
1位富士山355票
2位高尾山199票
3位立山102票
4位大山(鳥取県)80票
5位大雪山(旭岳、黒岳など)78票
6位穂高岳(北穂高岳、奥穂高岳など)76票
7位白馬岳74票
8位槍ヶ岳66票
9位筑波山64票
10位屋久島(宮之浦岳)63票
登山をする目的は何ですか?(複数回答)
登山以外の楽しみは何ですか?
(最初の設問で「いいえ」と答えた人に)過去5年以内に登山をしなかった理由は何ですか?
(最初の設問で「いいえ」と答えた人に)今後、登山をしてみたいですか?
調査実施先:株式会社JTB