ビジネスパーソンのグローバル意識調査(1)

  • 調査期間
  • 2010/06/29~2010/06/30
  • 調査対象
  • 20代~50代の企業・行政体等に勤務する正規従業員 400人(男性235人、女性165人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

学校法人産業能率大学では、企業等に勤める正規従業員を対象に、グローバル意識に関する調査を実施しました。まず、今後、語学を勉強したいと思うか?尋ねたところ、「会社が全て費用を負担してくれるなら勉強したい」27.5%、「会社が一部でも費用を負担してくれるなら勉強したい」20.3%となり、会社からの補助があれば勉強したいと考えている人が47.8%いました。「自分で費用を全額負担しても勉強したい」は12.8%、「すでに勉強している」人は8.3%いました。一方で、「勉強したいとは思わない」は、最も多い31.3%でした。勉強したいと答えた人に対して、何語を勉強したいと思うか?を尋ねた結果、「英語」は91.3%と9割超が選択。続いたのは「中国語」38.0%でした。今後、海外で働きたいと思うか?を尋ねたところ、「海外で働きたいとは思わない」がおよそ3人に2人の67.0%に達していました。一方、「どんな国・地域でも働きたい」は16.3%、「国・地域によっては働きたい」は16.8%でした。海外で働きたいと答えた人に、その理由を尋ねたところ、「自分自身の視野を広げたいから」77.3%が最も高く、ほぼ並んで「日本ではできない経験を積みたいから」75.8%が続きました。海外で働きたいとは思わない人に、その理由を尋ねた結果では、「海外勤務はリスクが高いから」51.5%、「自分の能力に自信がないから」50.7%が上位に挙げられました。全員を対象に先進国、新興国、途上国にわけて、どの程度働きたいと思うか?も尋ねました。先進国では、「働きたいと思う(「どちらかと言えば働きたいと思う」を含む)」が46.3%で、5割くが『働きたいと思う』と回答していました。これに対して、新興国、途上国では「働きたいとは思わない(「どちらかと言えば働きたいとは思わない」を含む)」割合が8割程度にまで達します。新興国では79.0%が、途上国では80.3%が『働きたいとは思わない』と考えていました。海外赴任を命じられたらどうするか?尋ねたところ、「命令ならば仕方なく従う」が最も多く40.0%、「何とか断れるように手を尽くす」23.0%と「喜んで従う」22.3%がほぼ同じくらいの割合でした。「退職覚悟で断固断る」という強硬派も14.8%います。海外勤務で不安なことを尋ねたところ(全員対象)、「治安」85.3%が最も多く、これに「言葉」79.5%が続きました。「食事」55.8%も3番目に多く、5割を超えています((2)に続く)。

調査結果

あなたは今後、語学を勉強したいと思いますか。近いものをひとつ選んでください。
(勉強したい人)勉強したいのは何語ですか。あてはまるものをいくつでも選んでください。(n=242)(上位5位まで)
あなたは今後、海外で働きたいと思いますか。近いものをひとつ選んでください。
(海外で働きたいと思う人のみ)海外で働きたい理由として当てはまるものを選んでください。(n=132)
(海外で働きたいと思わない人のみ)海外で働きたくない理由として当てはまるものを選んでください。(n=268)
米国などの先進国、中国などの新興国、東南アジアなどの途上国にわけると、それぞれどの程度働いてみたいと思いますか。
もし海外赴任を命じられたら、どうしますか。一番近いものをひとつ選んでください。
海外赴任で不安なことはありますか。当てはまるものをすべて選んでください。
((2)に続く)
調査実施先:学校法人 産業能率大学