タバコ増税に関する調査 |
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調査結果の概要
楽天リサーチ(株)は、タバコ増税に関する調査を実施しました。その結果を見ると、調査時点(2010年9月28日~29日)での喫煙率は21.3%。「10月1日の値上げをきっかけに禁煙を始めた」と回答した人が0.9%でした。調査時点の喫煙者について、92.5%が「ほぼ毎日」喫煙、また、喫煙する日の1日あたりの喫煙本数は「16~20本」32.1%がトップとなっており、1箱程度が最も多いことが見受けられました。調査時点での喫煙者に10月1日以降の喫煙意向を尋ねたところ、23.9%が「たばこを吸うのをやめる」と回答。継続意思のある76.1%についても、「銘柄を変えず、吸う本数を減らす」41.3%、「銘柄を変えて、吸う本数を減らす」2.3%を合わせると半数以上にあたる43.5%が「本数を減らす」意向があることがわかります。増税を意識したまとめ買いの意向を尋ねると、全体では6割以上が何らかの形でいつもよりも多めにたばこを「まとめ買い」しようとしていたことが見受けられます。禁煙しようと考えたことがある人に、そのきっかけを尋ねました。「健康に気を使って」35.8%、「健康を損ねたから」12.6%などの『健康要因』が上位に挙げられています。過去の増税をきっかけに禁煙を考えた人について現在の喫煙状況を見ると、63.1%が現在喫煙していました。また、40.4%は「禁煙を考えたが実際には禁煙しなかった」人々であり、少なくとも過去の例では増税理由の禁煙の継続力は弱いことが窺えます。一方で、今回はかつてない値上げ幅でもあり、動向が注目されます。禁煙方法について、調査時点での喫煙者で「たばこを吸うのをやめる」と回答した254人について見ると、やはり半数以上が「吸いたくなっても、ひたすら我慢」52.0%を挙げ、これに「吸いたくなったら、ガムを噛む」32.0%、「吸いたくなったら、水やお茶など飲料を飲む」27.8%が続きました。