35歳のがんに対する意識調査(1) |
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調査結果の概要
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)が、がん年齢を目前に控えた35歳の男女1,000人を対象に行った意識調査によると、1,000人のうち、63.8%が「周囲の人でがんに罹患した・している人がいる(「自分」1.5%、「両親(義理も含む)」24.5%、「祖父母」32.0%、「友人」7.4%、「上司・先輩・同僚」11.9%、「その他」14.6%)」と回答しています。将来的に最も心配する病気は「がん」87.1%が断然トップでした。将来、男性は消化器系のがん(「胃がん」28.6%や「大腸がん」25.4%)に、一方、女性では女性特有の「婦人科系のがん(乳がん・子宮がん)」39.5%にかかるのではと考えていることがわかりました。がんにかかったら不安なことでは、「死」や「再発・移転」よりも「治療費」が最多となりました。インフォームド・コンセントが当たり前になった今日、がんにかかったならば、94.4%もの人が「本人告知」を望んでいます。もし、亡くなるとしたら「自宅」でとの意見が半数(50.7%)でしたが、治療の面や家族の負担が大きいことから、現実的には難しく、最も現実的な「治療していた病院」は27.4%でした。がんの原因として関わりの強いと思われるものを挙げてもらうと、「タバコ」71.7%がトップ、「遺伝」66.5%、「ストレス」66.1%が続きます。「がんにかからないよう意識して生活している」人は28.5%、公私共に多忙な毎日を送る35歳にとって、がんを意識した生活を送るのは難しそうです。「がんにかからないよう意識して生活している」人が実際に行っていることは、「バランスの取れた食生活」69.8%や「禁煙」52.6%などが上位に挙げられました。日本人の死因(全年齢)のうち、死亡者数の多いと思われるものとして、「がん」を選択した人は96.2%と圧倒的に多く、1981年から30年近く、日本人死亡原因のトップは「がん」であることの認識は広まっていると言えます((2)に続く)。
調査結果
- あなたを含め、周囲の人(家族・友人・同僚など)で、がんに罹患した/している人を教えてください。(n=1,000)(複数回答) (単位:%)
- 将来的に、あなたが心配する病気は何ですか。(n=1,000) (単位:%)
- (前問で「がん」と回答した人)どこのがんを患うと思いますか。(複数回答) (単位:%)
- もし今、あなたががんにかかったとしたら、どのような不安を感じますか。 (単位:人)
1 治療費 790 2 死 669 3 再発・転移 660 4 痛み 458 5 就労(失職) 336 6 その他 87 - もしあなたががんにかかったら、自分に対して医師から告知を受けたいですか。 (単位:%)
- もしあなたががんで死亡するとして、どこで亡くなることを希望しますか。 (単位:%)