農業・畜産業・漁業に興味がある学生の意識調査 |
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調査結果の概要
パルシステム生活協同組合連合会は、農業・畜産業・漁業に興味がある学生の意識調査を実施しました。農業/畜産業/漁業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある学生に対し、それぞれの産業に興味を持つにあたり、影響を受けたものを尋ねたところ、最も多かったのは「テレビ番組」51.6%でした。以下「実際の体験」35.0%、「親」27.5%の順となりました。それぞれ最も興味がある産業に関わる仕事に就く場合、必要だと思うものは?1位「体力」83.3%、2位「粘り強さ」69.5%、3位「専門知識/専門技術」61.6%という結果でした。次に、それぞれ興味がある産業に関連して、実際に情報を得るために行っていることを尋ねたところ、「関連するテレビ番組を見る」47.2%が最も多く、「学校の授業や教材で情報を得る」26.7%、「実際に関わっている人たちの話を聞く」25.8%が続きました。それぞれ興味がある産業に就職をしたいと思うか?尋ねました。「就職したい(「どちらかといえば就職したい」を含む)」との回答は25.0%となりました。産業別の就職意向は農業で26.1%、畜産業で25.0%、漁業で21.0%となっており、農業と畜産業に関しては、興味を持っている学生の4人に1人が就職を考えていることがわかりました。「就職したい」と回答した学生に、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「自然が好きだから」81.2%で、8割を超えました。農業に「就職したい」と回答した学生に、『就職したい』と思っていることを両親に伝えているか?尋ねたところ、「伝えている」は45.9%と4割半は伝達済みで、5割半ばは自分の就職の意向を未だ心に秘めていることがわかりました。『食料自給率』『インターネット直販(販売者として)』『農業の株式化』『農業ベンチャー』に対し、それぞれどの程度興味・関心があるか?尋ねました。「興味・関心がある(「どちらかといえば興味・関心がある」を含む)」との回答が最も多かったのは、『食料自給率』で、79.0%でした。以下、『インターネット直販(販売者として)』47.5%、『農業ベンチャー』37.1%、『農業の株式化』30.6%の順となっています。農業に興味がある学生に対し、実際に育ててみたいと思うものを尋ねたところ、1位「米」61.4%、2位「トマト」56.1%、3位「じゃがいも」51.3%となりました。男女別に見ると、男性では1位「米」72.2%、女性では1位「トマト」61.4%となり、男女で育ててみたいものに違いがあり、農業のとらえ方が異なるようです。
調査結果
- 就職したい理由(農業/畜産業/漁業に「就職したい」と思っている人:n=250)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
- “就職したい”と思っていることを、両親に伝えているか(単一回答形式) (単位:%)
- どの程度興味・関心があるか(n=1,000)(単一回答形式) (単位:%)
- 実際に育ててみたいもの(農業に興味がある学生)(単一回答形式) (単位:%)
合計
(n=700)男性
(n=223)女性
(n=477)米 61.4 72.2 56.4 トマト 56.1 44.8 61.4 じゃがいも 51.3 42.2 55.6 イチゴ 45.6 30.5 52.6 とうもろこし 45.1 38.6 48.2 大根 39.9 36.8 41.3 人参 37.0 31.4 39.6 なす 36.6 31.4 39.0 みかん 35.9 29.6 38.8 りんご 34.9 30.9 36.7