国際平和に関する調査2010

  • 調査期間
  • 2010/07/23~2010/07/25
  • 調査対象
  • 全国の15歳~59歳の携帯電話ユーザー 1,000人(男女各500人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)では、『国際平和』についてのアンケートを実施しました。まず始めに、今、世界が平和であると思うか?と尋ねてみました。16.3%が「平和であると思う」と、83.7%が「平和であるとは思わない」と回答しました。続いて、今、日本が平和であると思うか?と尋ねたところ、62.2%が「平和であると思う」と、37.8%が「平和であるとは思わない」と回答しました。あなたが思う『平和』とは?最も多かったのは「世界中から戦争・紛争がなくなること」82.7%、以下「治安が守られていること」75.7%、「貧困や飢きんがなくなること」63.4%と続き、性別で比較すると、いずれの項目においても女性の方が選択肢を選んだ割合が高く、特に「貧困や飢きんがなくなること」という項目では男性が56.6%であったのに対し女性は13.6pt高い70.2%、「核が廃絶されること」という項目においては男性が49.6%であったのに対し女性では11.8pt高い61.4%という結果になりました。国際平和のために日本が行うことができる7つの活動のうち、それぞれがどの程度重要であると考えるか?尋ねました。「重要(「重要である」+「やや重要である」)」の割合が最も多かったのは、「(子供たちへの)平和教育」90.5%でした。英国の経済平和研究所が今年発表した『世界平和度指数』によると、世界は2年続けて平和でなくなっている、という結果が出ています。世界の平和度が引き続き低下したことに対し、不安を感じるか?という質問をすると、90.3%が「不安を感じる(「どちらかといえば不安を感じる」43.8%を含む)」と回答しました(男性86.8%、女性93.8%)。『広島平和記念資料館』『長崎原爆資料館』を訪れた経験を尋ねたところ、全体では41.1%が「『広島平和記念資料館』を訪れたことがある」と、32.8%が「『長崎原爆資料館』を訪れたことがある」と回答しました。また、小中学生が平和学習のために『広島平和記念資料館』や『長崎原爆資料館』を修学旅行などで訪れることの賛否を尋ねたところ、全体では91.1%が「賛成する」と回答しました。さらに今年、広島原爆死没者を慰霊する広島の平和記念式典に米国のルース駐日大使が出席、また国連の潘基文事務総長も長崎と広島を訪問すると発表、いずれも初めてのことで、核兵器を廃絶しようという気運が国際的に高まっています。核兵器を保有する国の首脳が『広島平和記念資料館』や『長崎原爆資料館』を訪れることを希望するか?と尋ねました。91.3%が「希望する」と回答しました。男女別で比較をしても大きな差は見られず、どちらも9割強が「希望する」と回答しました。

調査結果

あなたは今、世界/日本が平和であると思いますか。(n=1,000)(単一回答形式) (単位:%)
あなたが思う“平和”とは何ですか。(複数回答形式) (単位:%)
合計
(n=1,000)
男性
(n=500)
女性
(n=500)
世界中から戦争・紛争がなくなること82.779.286.2
治安が守られていること75.772.279.2
貧困や飢きんがなくなること63.456.670.2
家族と平穏に暮らせること63.058.867.2
人間として最低限の生活ができること57.752.862.6
日常生活においてなんの心配もなく暮らせること56.255.457.0
核が廃絶されること55.549.661.4
大きな災害が起こらないこと35.732.039.4
伝染病や病気がなくなること34.932.437.4
その他3.43.63.2
国際平和のために日本が行うべき活動のうち、以下の活動がどのくらい重要だと思いますか。(n=1,000)(単一回答形式) (単位:%)
世界の平和度が低下したことに対し不安を感じますか。(単一回答形式) (単位:%)
あなたは“広島平和記念資料館”を訪れたことがありますか。(単一回答形式) (単位:%)
あなたは“長崎原爆資料館”を訪れたことがありますか。(単一回答形式) (単位:%)
あなたは小中学生が平和学習のために“広島平和記念資料館”や“長崎原爆資料館”を修学旅行などで訪れることに賛成しますか。(単一回答形式) (単位:%)
あなたは、核兵器を所有する国の首脳が“広島平和記念資料館”や“長崎原爆資料館”を訪れることを希望しますか。(単一回答形式) (単位:%)
調査実施先:ネットエイジア(株)