国際平和に関する調査2010 |
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調査結果の概要
モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)では、『国際平和』についてのアンケートを実施しました。まず始めに、今、世界が平和であると思うか?と尋ねてみました。16.3%が「平和であると思う」と、83.7%が「平和であるとは思わない」と回答しました。続いて、今、日本が平和であると思うか?と尋ねたところ、62.2%が「平和であると思う」と、37.8%が「平和であるとは思わない」と回答しました。あなたが思う『平和』とは?最も多かったのは「世界中から戦争・紛争がなくなること」82.7%、以下「治安が守られていること」75.7%、「貧困や飢きんがなくなること」63.4%と続き、性別で比較すると、いずれの項目においても女性の方が選択肢を選んだ割合が高く、特に「貧困や飢きんがなくなること」という項目では男性が56.6%であったのに対し女性は13.6pt高い70.2%、「核が廃絶されること」という項目においては男性が49.6%であったのに対し女性では11.8pt高い61.4%という結果になりました。国際平和のために日本が行うことができる7つの活動のうち、それぞれがどの程度重要であると考えるか?尋ねました。「重要(「重要である」+「やや重要である」)」の割合が最も多かったのは、「(子供たちへの)平和教育」90.5%でした。英国の経済平和研究所が今年発表した『世界平和度指数』によると、世界は2年続けて平和でなくなっている、という結果が出ています。世界の平和度が引き続き低下したことに対し、不安を感じるか?という質問をすると、90.3%が「不安を感じる(「どちらかといえば不安を感じる」43.8%を含む)」と回答しました(男性86.8%、女性93.8%)。『広島平和記念資料館』『長崎原爆資料館』を訪れた経験を尋ねたところ、全体では41.1%が「『広島平和記念資料館』を訪れたことがある」と、32.8%が「『長崎原爆資料館』を訪れたことがある」と回答しました。また、小中学生が平和学習のために『広島平和記念資料館』や『長崎原爆資料館』を修学旅行などで訪れることの賛否を尋ねたところ、全体では91.1%が「賛成する」と回答しました。さらに今年、広島原爆死没者を慰霊する広島の平和記念式典に米国のルース駐日大使が出席、また国連の潘基文事務総長も長崎と広島を訪問すると発表、いずれも初めてのことで、核兵器を廃絶しようという気運が国際的に高まっています。核兵器を保有する国の首脳が『広島平和記念資料館』や『長崎原爆資料館』を訪れることを希望するか?と尋ねました。91.3%が「希望する」と回答しました。男女別で比較をしても大きな差は見られず、どちらも9割強が「希望する」と回答しました。
調査結果
- あなたは今、世界/日本が平和であると思いますか。(n=1,000)(単一回答形式) (単位:%)
- あなたが思う“平和”とは何ですか。(複数回答形式) (単位:%)
合計
(n=1,000)男性
(n=500)女性
(n=500)世界中から戦争・紛争がなくなること 82.7 79.2 86.2 治安が守られていること 75.7 72.2 79.2 貧困や飢きんがなくなること 63.4 56.6 70.2 家族と平穏に暮らせること 63.0 58.8 67.2 人間として最低限の生活ができること 57.7 52.8 62.6 日常生活においてなんの心配もなく暮らせること 56.2 55.4 57.0 核が廃絶されること 55.5 49.6 61.4 大きな災害が起こらないこと 35.7 32.0 39.4 伝染病や病気がなくなること 34.9 32.4 37.4 その他 3.4 3.6 3.2 - 国際平和のために日本が行うべき活動のうち、以下の活動がどのくらい重要だと思いますか。(n=1,000)(単一回答形式) (単位:%)
- 世界の平和度が低下したことに対し不安を感じますか。(単一回答形式) (単位:%)