がんに関する意識調査 |
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調査結果の概要
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)が行った、がんに関する意識調査によると、がんになったとき、医師からの告知を望む人は96.2%と圧倒的に多く、さらに、そのほとんど(94.4%)が完治の確率や余命等に関する情報を求めていることがわかりました。告知を受けるときに、家族の同席を望む人はおよそ8割(77.8%)に上りました。がんに関する不安について、がんの経験がない人では、「治療費(経済的負担)」25.3%、「家族」21.9%、「死」17.8%の順であったのに対し、がんの経験がある人では、「死」24.7%、「再発・転移」23.3%、「家族」20.5%の順となり、「がん=死の不安」が強いと言えるでしょう。一方、実際にがんの告知を受け、治療開始後においては、「再発・転移」36.7%、「家族」19.1%、「治療費(経済的負担)」15.5%への不安が上位を占め、「死」13.3%への不安は相対的に小さくなっています。がん治療費用について見ると、がんの経験がない人では、がんに対する深刻なイメージや治療の長期化を懸念しての回答のためか、「300万円より多い」32.0%とする回答が最も多くなりました。がんの経験がある人では、「50万円」37.5%とする回答が最も多く、一方で、「100万円程度~200万円程度」で47.5%、「300万円程度~300万円より多い」という回答も12.0%ありました。治療費は何でまかないましたか?「保険」48.6%が圧倒的に多く、「貯蓄」43.9%を活用した人も4割を超えました。がんの経済的負担に「保険」が大きな役割を果たしていることが改めて浮き彫りになりました。がんを発見したきっかけ第1位は「自覚症状があり、外来で」46.0%でした。がんの経験がない人で、「がん検診を受けている」59.4%と回答した人は6割でした。がんの経験がある人はがんへの備えとして、「早期発見のための検診受診」26.7%、「がんに関する知識」25.2%、「経済的備え」22.4%の3つをほぼ均等に挙げており、これらは、がんの予防や治療のための『三種の神器』と言えそうです。