アグレッシブエイジの意識に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/07
  • 調査対象
  • 首都圏(1都3県)在住の50歳~64歳の既婚者 400人(男女各200人)
  • 調査方法
  • Webアンケート

調査結果の概要

(株)ベネッセコーポレーションでは、首都圏1都3県在住の50代以上の男女に旅行をはじめとする趣味・生活一般に対する意識調査を行いました。まず、『老後』という言葉は何歳以上をイメージするか?尋ねました。すると、男性は「65歳から」41%、女性は「70歳から」40%という回答が最も多くなりました。男性は定年退職の年齢などが影響しているのでしょうか?次に、配偶者との生活の満足度を尋ねたところ、「とても満足」と「だいたい満足」を合わせた「満足」は、男性が79%、女性が78%と男女とも8割近い満足度となりました。夫婦での旅行先での経験についてあてはまるものを選んでもらいました。「また一緒に行きたい」(男性66%、女性63%)という感想が最も多く、二人旅が夫婦の絆を強めている様子が窺えます。しかし、その一方で旅先での相手へのガッカリ体験はやっぱりあるようです。しかも、男性より女性の方がその傾向が強く、「旅先で夫・妻にがっかりした」女性10%、男性6%、「旅先で夫・妻とケンカをした」女性22%、男性17%、「今後はあまり夫・妻と一緒に旅行に行きたくないと思った」女性20%、男性9%という回答が挙げられました。幸せを感じる瞬間はどんな時?女性では「おいしいものを食べる時」63%、「家族団らんで過ごす時」57%、「リラックスしている時」46%がベスト3、男性では1位は「家族団らんで過ごす時」61%、2位は「おいしいものを食べる時」」49%、3位は「リラックスしている時」「配偶者の愛を感じる時」同38%の順となっています。

調査結果

“老後”という言葉は何歳以上をイメージしますか。お答えください。 (単位:%)
あなたは、配偶者の方との生活にどのぐらい満足していますか。 (単位:%)
ご夫婦での旅行先での経験についてあてはまるものをすべてお選びください(複数回答可) (単位:%)
妻の側に<「ガッカリした」「ケンカした」「一緒に行きたくない」というネガティブな反応が夫よりも高い>、逆に<「見直した」「愛情が深まった」というポジティブな反応は少ない>という傾向が見えることが気になります。8割が配偶者との生活に満足しているアグッレシブエイジのご夫婦にいったい何が起こったのでしょうか。
オープンアンサーを見ると、以下のような声が見られました。
お酒を飲んでばかりいるし、夫のやりたいこと、行きたいところ、行く方法について私の意見は聞くが絶対譲らない。<がっかりした・女性>
自分勝手な振る舞いをする夫に、明日一人で帰る、と言った。<喧嘩をした・女性>
夫が旅先でコンビニ弁当を買うこと。その土地の美味しいものに興味がない。<喧嘩をした・女性>
マイペースでふらっと居なくなるので、はぐれないようにするので精一杯で、自分のしたい事の時間が限られてしまう。<行きたくない・女性>
観光をしたい私とホテルの部屋でひたすらテレビを見る夫。<行きたくない・女性>
食後、ご馳走様と言って漫画をよんでいたら2日間口を利いてもらえなかった。<喧嘩をした・男性>
どうやら、少数ながらも、夫側の自分勝手な振る舞いを見てガッカリする結果となってしまう旅もあるようです。良かれと思った夫婦の旅で心当たりがないか、世の夫の皆さんは、要注意です。
あなたが幸せを感じるのはどんな時ですか(複数回答可) (単位:%)
調査実施先:(株)ベネッセコーポレーション