熱中症に関する消費者意識調査

  • 調査期間
  • 2010/05/19~2010/05/20
  • 調査対象
  • 全国の3歳児~小学生の子どもを持つ母親 309人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

温暖化やヒートアイランド現象などで、今年も多くの真夏日を記録すると予測されます。(株)白元では夏休みを前に、子どもを持つ母親にこの夏の計画や『熱中症』に関するアンケートを実施しました。まず、今年の夏休みの計画を尋ねたところ、「夏祭りに行く」47.6%、「帰省をする」46.9%、「遊園地・動物園・テーマパークへ行く」45.6%がトップ3となりました。高速料金の値下げにより、家族と車で出かける機会は増えましたか?という質問では、「以前より増えた」と答えた人は25%でした。一方で、「以前と変わらない」と答えた人が63%と最も多く、意外にも増えていないことがわかりました。夏、子どもの体調管理で心配なことはなんですか?という質問では、「熱中症」が82%と圧倒的に多く、母親の子どもの熱中症に対する意識の高さが窺えます。次いで「かぜ」59%、「食中毒」53%の順となりました。熱中症についてどの程度知識があるか?を知るべく、熱中症で起こるさまざまな症状について、それぞれ知っているかどうか?尋ねました。その結果、『高体温』や『意識障害』、『頭痛・嘔吐』、『大量の発汗』、『めまい』という症状については、ほぼ8割以上の人が認識していました。しかし、『筋肉痛・筋肉の硬直』については、半数が「まったく知らない」50%と答えており、熱中症の症状としての認知度が低いことがわかりました。さらに、これらの症状について、対処法をどの程度知っているか?という質問では、「よく知っている」と答えたのは僅か4%しかおらず、「少し知っている」が74%と一番多く、「まったく知らない」と答えた人に至っては22%にも上ることがわかりました。熱中症の症状については認識はあるものの、対処法についてはまったく知識がないという人が少なくないということがわかります。夏場の外出の際、子どもの熱中症対策をしているか?という質問では、「常にしている」が44%、「時々している」が49%で、9割以上の母親が、何らかの熱中症対策をしていることがわかりました。しかし「まったくしていない」と答えた人も7%おり、熱中症の危険が社会的に重視されている中、対策をしていない人たちへの注意喚起の必要性を感じる結果となりました。熱中症対策を「常にしている」、「時々している」と答えた人に、具体的にどのような対策をしているか?尋ねたところ、ほぼ全員が「水などを飲ませる」99%と答えました。その他には「帽子をかぶらせる」97%、「車や室内の空調に気をつかう」75%などが多数でした。

調査結果

今年の夏休みの予定は?(n=309) (単位:%)
高速料金の値下げにより家族と車で出かける機会は増えましたか?(n=309) (単位:%)
夏、子供の体調管理で心配なことはなんですか?(n=309) (単位:%)
熱中症の症状をどの程度知っていますか?(n=309) (単位:%)
上記(熱中症)の症状の対策について、どの程度知っていますか?(n=309) (単位:%)
夏の外出・レジャーなどの際、子どもの熱中症対策をしていますか?(n=309) (単位:%)
子どもの熱中症対策として、行っていることはなんですか?(n=288) (単位:%)
調査実施先:(株)白元